大好きなあの人と
コンサートに行きました
終了後は
いつものように
居酒屋で座談会
楽しい時間のなか
酔っ払った彼が
話の流れから
「好きな子がいる」
と。
誘っても乗ってくれないから
脈がない、とか
切ない片想い、とか
いろいろ言ってたけど
私の頭の中は
終了のアラームが鳴り響き
ほとんど聞こえなかった
だけどなぜか
もうちょい頑張ってみれば？とか
ストレートに気持ち伝えれば？とか
そんなことを繰り返してた
そうか
好きな子がいるんだ
そうか
じゃあ仕方ないよね
って、仕方ないもなにも
はじめから何もない
私なんて、アプローチすることさえ
許されないんだから
私は既婚者だから
最初から対象じゃないんだから
こっそり想うことさえ
まちがってるのだから
関係上、もう会わないとか
絶対に無理だから
次に会うまでに
気持ち、整理しないとね
だけどちょっとうらやましかったな
好きな子がいることとか
片想いなんだとか
誰かに話すことができるってことが
私は絶対に口にできないし
アプローチもできないから
楽しかったな
彼を想う時は
幸せだったな
ありがとう
さようなら