『桜川』 | K.YUSUKE OFFICIAL BLOG

『桜川』




深い夢から覚めて隣を


見ても君はやっぱりいなくて‥




それはまるで物語りのプロローグのような朝で



僕はまた空を見て




君になにができたか




そんなことばかり考えてる




小さな手をしっかりとにぎりながら




「桜の蕾はもう花となり散りはじめたよ」






「空から見る世界は何色に見えますか?」







『この場所はあたしの特等席なの』


『今日からあなたとお腹の子の3人の秘密ね』




『この川一面にね桜の花が敷き詰められてここから見る世界はまるで色が変わって見える』






『3人で見たかったな』という


君の横顔はいまにも泣き出しそうで




なにもできない僕はただ‥




君に何ができるか

そんなことばかり考えてる


君は僕の手をにぎり


『なにもしなくていいの』

『ただ、隣にいてくれるだけ、それだけでいいの』





『‥もう1つ、あたしのこと忘れないで‥。』


『約束ね?』

『約束ね?』




「そんなの嫌だよ!」

「約束じゃないよ!」



「これからもずっと一緒なの」


「だってその景色を3人で見るんだもん」



「それが約束。それだけが約束だよ?」







2人の想いが頬をつたう




『うん‥約束ね』




「約束な。」









桜の蕾が芽生えた頃、君はもう僕の前で笑うことはなくて



なにもできない僕はただ




「僕の息の根を止めて」


と願いすがりついたの







その時、産声あげた小さな命




『君があたしの分まで生きて』

なんて言ってるようで



こぼれ落ちる想いが声となり叫んだ










桜川に浮かぶ一枚、一枚に願うの



「どうか空の上でも幸せであってね」





「ねぇ、聞こえていますか?」


「この子に君の名をつけたんだ」



「君が見せたかったのはこの色だったんだね‥」







桜の舞散る季節に





Dirty Old Man / 桜川






☆PEACE☆