6時間の戦い ② | may's diary

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〜 年子兄妹 と ♡ 〜

つづき


12時。

噂には聞いてたけど、
かなり豪華な食事が運ばれてくる。

陣痛の合間を縫って食べてみるも、
噛んでる間に陣痛がくると、噛めないし飲み込めないし吐き出せないし…

それでも美味しそうな食事の誘惑と
これからの事を考えて食べなきゃ!って思いと…

食べやすそうなオニギリをなんとか食べる。

食べれば食べるほど痛みが増す。

でも、どんな痛みになったらナースコールを押すのかわからず、
ただひたすらもがきながら食べてた。


ようやく旦那と母が病室に来た時には
もう痛みが限界を超えかけてた。

普通には座ってられなくて
声を出さずにはいられなくて

オニギリを一個食べ終えた頃、
ものすごい痛みと共に、
何か下から出したい感覚が突然訪れて
それがもうどうにも我慢できなくて
その場で失禁してしまったと思った。

それが破水だったんだけど…

その時にはもうパニックで
『痛い』と『出ちゃった』って言いながら
布団にしがみついてもがいてた。

母が抱きしめてくれて
『いいの。大丈夫。みんなそうだから。恥ずかしくない。大丈夫大丈夫。』って。

その間に旦那が助産師さんを呼んできてくれて、
助産師さんが来たらすぐに分娩室へ移動になった。

助産師さんの言う呼吸法や『いきんじゃだめ!』って言葉、
頭ではわかってるのに身体ではどうしようもなくて
『出ちゃう出ちゃう』って叫んでた。

歩いて分娩台まで移動してる時、
助産師さんは旦那と母に
『ここから30分から1時間です。』って言ってた。


分娩台に上がってからも色んな前処置があって
その間も私は陣痛の痛みと、いきみたいのとで、
助産師さんに『いきまない!』『ゆっくり呼吸!』『目をしっかり開けて!』って言われ続けてた。

そしてずっと助産師さんの手は
赤ちゃんが出ないように抑えてた。

30分どころじゃなかったはず。

あっという間に旦那が呼ばれて頭もとに来て
それからやっと先生が来て、
やっとやっと『いきんでいいよ』って言われた。

たぶん1~2回しかいきんでないと思う。

『もうでますよー!いきまないでー!』って。

そしたら、どぅるんっ!!って赤ちゃん出てきたの。

出た瞬間、大きな声で泣いてて

『生まれたよ。泣いてる泣いてる。』って頭もとで旦那が言ってた。



つづく




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