資産運用は幾つになってもやるべきというのが私の持論です。

その際には自分の資産、ライフスタイルを考えて、必要な資産形成をしていきます。

目標の資産額に達成していないときは、投資比率を高める必要がありますが、

高年齢者は仮に目標資産額が達成していれば、リスクを抑えた方が良いと思っています。

つまりお金がないならリスクをとる。

お金があるなら無理してリスクを取らないというのが私の考えです。

投資というのは残酷なもので、いくら上手い人でも負ける時は負けます。

予期せぬ有事があれば、全ての株価は暴落します。

だから、いつも大きく負けることを前提にした想定金額を立てておきます。

そして予期せぬ暴落が来た時に失う金額が自分の資産全体に大きな影響を与えないようにしておきます。

具体的には資産が1億円あるなら、現物の株式投資は1200万円の枠で行います。

1200万円の枠内で、売買を何回も継続すればよいだけのことです。

資産の大半を現物株にベットするようなリスクは取りません。

仮に暴落があり、暴落で4割失ったとしても480万を失うだけなので、保有ストレスが無くなるからです。

自分自身のマイナス耐性を知っておく必要があります。

私の場合は過去の経験で500万円までは失っても精神的ダメージは有りません。

それくらいなら何度も経験しているし、取り戻せることを知っているからです。

債券や新NISAでのオルカン等は投資ではなく、貯蓄商品として別枠で考えています。

だから私の中では現物株のリスクとは異なっています。

 

相場が良い時しか知らない世代の人は、勝つことしか頭にありません。

残念ながら相場で大きく負けるという想像力が欠如しています。

株式投資は継続できれば、トータルで勝つことは難しくないのですが、

長くやっていればどうしても暴落を避けることができません。

だからこそ私はいつも暴落があることを想定しています。

感情的にならず、驕らず、謙虚な気持ちで相場に臨んでいく方針を守っています。