東京、大阪はともかく、何故名古屋市が大都市なのか調べてみました。

その理由は、

清州越し(きよすごし)によるものでした。

 

清洲越し(きよすごし)は、慶長17年(1612年)頃から元和2年(1616年)までのころに行われた、

名古屋城の築城に伴う清洲から名古屋への都市の移転をいう。

これにより、名古屋という都市が誕生しました。

清洲城は低湿地にあり、付近の五条川(ごじょうがわ)がたびたび氾濫したこともあって水害に弱かったのです。

また、大坂に豊臣秀頼が健在の時世では、有事を想定して西へ備えることも重要でした。

こうした政治情勢も考慮され、家康は清洲から名古屋への遷府を指示したのです。

 

歴史を振り返ると、清州市が東海地区の中心地になる可能性もありました。

また家康が豊臣家との戦いに敗れれば、名古屋市の繁栄はなかったともいえます。

 

清州越し(きよすごし)によって生まれた名古屋市に今、私は住んでいますが、

歴史を知ると感慨深いものになります。