私は投資家ですが、絶対にしないことだけは決めています。
それは、資産の50%以上の金額を投資しないことです。
いかなる資産状況の時でも、50%以内に留めてきました。
投資をするときに、最大幾らまで負けられるかを常時考えています。
株式投資の世界は個別株、投資信託に限らず、最悪マイナス40%まで下落することを
想定しています。
仮に1000万円投資したら、400万円の含み損が一時的にできる可能性を想定しています。
仮に自分の資産が1億円あるなら、400万円でも耐えられます。
しかしながら、1億円あったとしても、5000万円投資したら、2000万円の含み損ができることも
想定しておかねばなりません。
この想定ができるようになれば、株式投資で負けることが少なくなります。
大きなストレスが生じない範囲内で、株式投資をしておけばよいわけです。
ほとんどの場合、最悪の時期を乗り越えれば、現物株の株価は戻るのですが、
その間に耐えきれなくなって、損失を出してしまうのが多いのです。
信用買いをしないのも期限があるからで、初心者は信用取引はすべきではありません。
前例で2000万円の含み損というと、まさかと思うかもしれませんが、
私も過去には1000万円の含み損を抱えて、戦い切った経験があります。
そこで負けていれば、違った人生になったはずです。
今の相場環境は好調ですが、経験論的には好調な状態が転換した時は
思わぬ暴落相場の可能性が高まります。
投資信託にフルベットなんてことはやってはいけない選択です。
勝つことも大事ですが、一番大事なのは負けたときのことを想定して、
その範囲内で投資することです。