新NISA制度を使い、運用することは資産形成に役立ちます。
ただし、長期間にわたるので、
新NISAを利用するときは、夫と妻の運用資金は
口座を別々にしてから行うべきです。
夫が専業主婦の妻にお金を渡して、
妻の口座で投資をするとその時点で贈与が発生したことになるからです。
それぐらい税務署にわからないと考えるよりも、
最初からきちんと管理しておかないとややこしいことになります。
仮に資産運用がうまくいったときに、
夫が30年後に無くなり、妻の資産が5000万円になったとしていたら、
贈与税と追徴金で相当な額を請求される可能性があります。
其のころにはマイナンバー制度で管理は今より進んでいるでしょうから、
働いていなかった主婦の口座に5000万円があれば疑われることは必至です。
家計の資産をひとくくりにするのではなく、
夫が働いた分、妻が働いた分と口座を分けることが基本です。
そしてできれば生活費は収入の多いだろう夫の口座から生活費を出し、
妻の口座にはパート代を積み上げていけばそれなりの金額になります。
私は20代の時から贈与税のことを知っていたので、
妻の口座に妻のパート代を積み立てさせました。
このやり方のリスクは、離婚した時に
妻の資産の取り分が多くなることです。
私のように離婚しない自信が有るとしたら、そうすべきです。
通常は夫の方が早死にする可能性が高いので、
妻の口座の貯蓄を多くすべきです。
私はいまだに生活費は全て自分の口座から出すようにして、
妻の口座の資産が減らないように工夫しています。