バンドワゴン効果とは、

みんなが行っているという安心感に基づいて判断してしまい、

まわりと同じ行動をとってしまうことです。

 

株式投資の一例をあげると、

人気銘柄で、信用の買い残が多く積みあがっている銘柄が、

時間が経っても一向に株価が上がらなかったりします。

「おかしいな、この銘柄は。

ネットの情報でも割安と判断していたはずなのに。」

実は割安なのには、理由があるからです。

市場は其れほど迂闊ではありません。

個人投資家が集まる人気銘柄ほど、

機関投資家が反対売買していたりします。

売買は必ず、買い数と売り数が一致しています。

 

ではどうしたらよいのでしょう。

こうした場合は、売り方がなぜ売っているのか、

その原因を探すべきです。

反対方向から見ることで、真実がはっきり見えます。

年末に銘柄の棚卸をします。

仮に年初の株価が1000円だった銘柄が年末に株価が800円で終わった時に、

業績を分析し、自分が気づけなかった要因を見つけるのです。

ほとんどの個人投資家は、「今に株価は上昇するだろう。」

と安易に考え、分析することもしません。

これでは株式投資で勝てる道理は有りません。