現在なくてはならないのがノートパソコンである。さまざまな金融取引から趣味のハーモニカ演奏のための楽譜の作成、その他の情報処理など、極めて貴重な情報がこのパソコンの中に詰まっている。故障した場合に備えて、定期的にバックアップはとっているが、いったん故障すると修理代高くが高くつく。また、修理完了までに時間はかかる。さらに、新たにさまざまなソフトをインストールし直すとなるとたいへんな労力が必要になる。もし、買い替えるとなると資金的な負担が大きい。したがって、パソコンの故障には神経質にならざるを得ない。

 

先日、早朝いつもの通り机に座ってキーボードを打っていると、不規則な無茶苦茶な文字が表示された。いろいろと試してみたが、一向に改善しない。冒頭に書いたような最悪の事態が頭をよぎった。

 

そういえば、前日の就寝前にキーボードこびりついたしつこい汚れを、少し洗剤を含ませた水で濡らしたテッシュでふき取ったのを思い出した。キーの内部にしみこまないように注意したつもりだったが、不注意で少しだけ水がキーの内部に入ってしまったようである。石鹸水は電解質なので、少しでもキー内部に石鹸水が入ってしまうと内部の配線がショートしてしまうことはわかっていた。おそらくこれが原因に違いないと思いながら、正確なことはわからないので近くのヨドバシに駆けて原因を調べていただいた。

 

ヨドバシで診断していただいたところ、すぐさま、複数のキーが同時にオンの状態になっていることがわかった。担当者曰く、「修理すると5,6万円はかかりますよ。このパソコンは古いので買い換えることをお勧めします。」という。しばらくして、「キーボードだけ購入してUSB接続すると問題なく使えるようになりますよ」ともいう。「それを早く言えよ」と思いながらさっそくキーボードを購入した。キーボードの値段は2000円程度と大変安い。試してみると、以前より調子がよくなったように感じる。

 

以上、初歩的なミスに胸を撫でおろした体験談でした.

 

まとめると、

*     パソコンのキーボードは精密機械であり、決して水をかけてはいけません。ましてや、電解質である石鹸水を含んだ布などでキーボード吹くのは非常に危険です。やむをえないときは、キー内部に水分が入らないように細心の注意を払いましょう。

*     万一パソコンに標準装備されているキーボードが壊れても、USB端子に市販のキーボードを接続して使うことができるので大丈夫です。大金を出して買い替える必要はありません。

 

以上お役に立てば幸いです。

 

      復旧したノートパソコン