水。

暮らしていると、住居というものは埃がつく。放っておいても汚れていく。

そこで、バケツの水で雑巾を濡らしては拭いて、絞ってはまた拭いて。。。
透明だった水は、どんどん黒くなっていく。

部屋は綺麗になり、代わりに水が汚れる。


今のわたしは、その水を見て、「汚いっ。
早く捨てましょ!」という感じで、その水をばしゃっ!と嫌って捨てる。続いて部屋を綺麗にした自分自身を褒めるのみだ。


ある本の中に素晴らしい事が書かれていた。
「水は何も物言わず、下へ下へと流れてゆく。
人間の勝手で汚されても、黙っているし、汚れた水でも土に撒けば、また地下へ地下へと下り ろ過され再び綺麗な水へ戻る。それを繰り返して人間を助けてくれている。」

ここで、思ったのは、綺麗な水を当たり前と思い、そして私の勝手で私のために汚れてくれた水に対して、汚いという心を持つのはどんなことか。私の代わりに汚れてくれた水。本当ならば褒めるべき、感謝すべきは自分自身の労力でなく、水だ。


畏れ入った事。


火と水と風は神様からのギフトだと聞いた。
これがなければ、ここでは何も育たないと。確かにそうだ。


畏れ入った事。


そう考えて感謝のもと、物を大切にできた方が、私自身の心が毎日陽気でワクワクできるのである。


日記として残しておく。

皆さんもお試しあれ。

さて、今夜から北新地Jazz&Bar 96 復帰です。96ファンの皆様!!!現地でお会いしましょうー!
96HP !!