アラサー毒女の婚活&お見合いパーティ体験記

アラサー毒女の婚活&お見合いパーティ体験記

34歳マヤの6年間に及ぶ婚活奮闘記。
婚活情報・アンチエイジング・婚活仲間の日記更新情報など


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去年の12月25日にしたためてあった日記です。

特に取り立てて進展はない。
母親と二人でイブをすごすのみ。

昨夜、彼に「婚活サイトの日記更新を続けてるんだね。私も活動再開します」とメッセージを送った。

通常、お互いの気持ちが成立していれば、お互い同時に婚活サイトを退会するのが好ましい。
今まで婚活サイトでやりとりしている男性に「マヤさん、申し訳ありません。大切な人と出会ったためサイトを退会します。マヤさんにも素敵なお相手が見つかりますように」と一度も会わずして退会されたことがある。
誠実な男性だし、相手がよほど素敵な女性だったのだろう。羨ましい限りだ。

逆に私が出会った男性から「退会して」とお願いされたことがある(下ネタ王子)。
うぅ、こうなると下ネタ王子がいい人に見えてきた。
でも、どんなによくても下ネタ王子。
腐っても鯛の逆バージョンだ。
朝から晩まで下ネタばかりでうんざりだったので別れた。
仕方ない。

・・・話が逸れた。

「婚活サイトの日記更新を続けてるんだね。私も活動再開します」と私。
「日記だけ書いて遊んでいたんだよ」と彼。
―んなわけがない。
こんな言い訳でどうにかなるなんて相当なめられている。

彼「(仕事のストレスで)今日肩が壊れた。明日医者に行かなくちゃ」
―「頭も診てもらえば?」と返信しそうになったのをこらえた。

私「そういえばプロフィールも改良してたね。もっとましな言い訳ないんか」&怒りのスタンプ。
彼「言い訳ではないです(><)」&反省のスタンプ。
私「私が怒る理屈もないんだけどね。付き合ってもいないんだから・・・。でも寂しかったよ。それだけは伝えておきます」
彼「ごめん」

彼とはまた今日からいつも通りにラインのやりとりをしている。
でもクリスマスに会う予定はどこへやら飛んでいったもよう。
仕事で休みがとれるかどうか分からないとは前に聞いていたが、今は言及すらしない。

もうほぼ終わっていると思う。
私はキープでしかない存在でかなり軽い扱いだ。
遠距離なので会ってない時間が多く、お互いに何をしているのか分からない状態。
ということで保留。

彼がなぜ他の女性を探しているのか分からない。
私が彼にとって素敵な女性ではなかった。
彼自身がオシャレなので、アクセサリーとして侍らせたい女性と結婚したいのであれば論外。
あるいはもっと面白い女性であるべきなのか、もっと若くなければいけないのか、もっと収入がなければいけないのか、考えたらきりがないし野暮だ。

綺麗事などは言っていられない。
私の方だけが彼一本に絞ってなんて貫いていたら、相手を恨みたくなるだけだ。
34歳崖っぷちなんだから一刻も時間の猶予がない。
自分だけとしっかり向き合ってくれる男性を探そう。
↑イコール自分の身の丈に合う人ね・・・ し、下ネタ王子なのか・・・orz

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去年のクリスマス前日にしたためてあった日記です。

今は知り合って1ヶ月以上経つ婚活サイトで知り合った男性とやりとりをしている。
遠距離なので難しいと思ったが、今のところ、向こうがこちらに来てくれたのが1回、こちらが向こうに行ったのが2回。

彼は私の2歳年上で、仕事では事務方のトップで、スピーチ慣れしているべしゃり。
髪はやや茶髪、ピアスにシルバーアクセサリーをつけ、服はシックでわりと高級なブランドを身にまとっている。
・・・オシャレではあるけど、正直なところ、ホスト系統だな。
格好だけで「オレを見ろ!カッコイイだろ?」って言っているような気がする。
そんな感じ。別にそれが悪いというわけではないけれど。

もちろんそれはプライベートのときだけ。
仕事の時は、アクセ全てとっぱらって体にジャストフィットしたスーツ姿で、できる男の風貌になり、ギャップ萌え。
話していても頭の回転のよさは伺われるので、実際仕事ができるのだろう。
こんな人がなぜ36歳まで売れ残っているのだろう?

デートは手をつなぐところまでで終了している。
付き合うことになっていないし、告白もされていなかった。

遠距離なので会うには日帰りだときつい。
「オレの家に泊まるとかどう?」と言われたので「付き合う前に家には泊まれない」と話すと、彼は「じゃあビジネスホテル代出すからホテルに泊まるといいよ」と提案してくれたので、会いに行った。

「私たちまだ付き合ってないんだよね?」と言うと
「そ のことについてずっと考えてた。付き合いたいとは思ってる。ただ俺はのんびり屋で合わないって思われて付き合ってすぐにお別れになると寂しい。今度付き合 う人で最後にしたいから慎重になってる。でも答えをここで出さないからといってお別れというのも正直寂しい。前向きに考えてはいる」
というなんとも煮え切らない返答だった。
彼のことをずるいとは責められない。
ただ、完全に主導権を握られていることだけはよく分かった。

彼はフェミニストではない。
デート中は基本的に割り勘だし、重い荷物も持ってくれない。
もし結婚して子供が生まれた時、生活費を入れてくれないのではないかという不安があったので聞いてみた。
それについて彼は
「結婚したら財布は一つになるから気にしなくていい。ただ女性には基本自立していてほしい。女性を甘やかしてるフェミニストを見ると虫唾が走る。対等な立場で恋愛がしたい。そういう女性なら養いたいと思う」
と言っていたので私は納得した。

クリスマスに会う予定だったのだけど、その話には触れてこない。

今日、不安に思って1ヶ月ぶりに婚活サイトにログインして彼のページを見てみると、プロフィールが改良されており、さらに毎日のように婚活サイト上で日記をつけていた。
毎日ラインでやりとりはしていたので安心していたのだけど、他の女性を探していたもよう。
だから付き合うって言えなかったんだね・・・。
これで彼は私のことをキープとしか考えていないことが判明した。

私も彼とは付き合ってないため、友達と地元の街コンに参加していたので同じことをしていたようなもの。
でも彼が付き合うと決心してくれたら、一切の出会い系、婚活系はやめるつもりだった。

過去にも同じことがあった。
後日書くが、やはり婚活サイトで知り合った人で、付き合うことになったのに彼は婚活サイトに登録し続けていた。
いきなり音信不通になって3ヵ月後に「いろいろごめん。また会いに行くよ」と突然メールが来たので私がブチ切れて終了した。
私以外のいい女性が見つかり、その女性に選ばれなかったために私の元に戻ってきたのだろう。
その時はキープにすらされなかったが。

こうやってマッチングせずに終了していくもったいない出会い。
白状してしまうと私も同じことをした過去があり、本当にお互い様。
自分の身の丈にあった人以上を求め、結局失う。

今後、次々に自分のしたことがかえってくることは覚悟済みだ。
自業自得だと思う。

彼に対して気持ちが萎えつつあるが、もう少し踏ん張ってみよう。
縁のない相手ならば向こうから切ってくるだろう。

↑これは去年のクリスマス前日の日記。結局ダメでしたが、話は4回に渡って続きます。


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ネット婚サイトで知り合った42歳の警察官。
「女性には尽くすタイプ、専業主婦でいてほしい、男性が稼いでくるのが当たり前」
と近年まれに見るマッチョな考えの持ち主だった。
年収が高く見た目もいい方なのになぜそんな好条件で42歳まで一度も結婚してないのかと不思議に思い、交際暦を聞いてみたら8年同棲していた彼女がおり、別れたからだそうだ。

理由を聞くと、飲んでいた時に子供の話になり、彼女が「子供ができなかったら別れる」と言ったことで
「じゃ俺は子供のためにしか存在してないのか」
と思うと気持ちが萎えてしまったとのことだった。
その後シラフの時に話し合ったけど、彼女は「子供が夢だから」と譲らず別れることになったそうだ。
なるほど。
8年付き合って子供ができなかったから「もう別れるべき」と決心した上で放った言葉だったのかも?
その彼女さんはできちゃった婚でないと結婚しなさそうだ。
それにしても8年は長いな、と思った。

彼とは住んでいる場所が遠いのでしばらくは電話でやりとりしようということになった。
話してみるとお喋り好きな人で、マシンガントークだった。

―ここでやりとりしてた女性で変わった人がいた。
29歳で美人だったんだけど全然かわいげがない。
話してみると楽しいんだけど「私は結婚は難しい。今まで一人もお付き合いしたことがない。一人でいるのが好きで男性に興味がない」と言っていた。
それなら何のために登録してるんだよって話。何を考えてるんだろう?

という内容だった。これに対して私は

趣味が充実している人なんじゃない?
美人さんならモテるので焦ってないけれど、さすがに29歳って年齢だから一応婚活してるだけだと思う。
そういう女性はよほどの男性じゃないと難しいのかも。本人自身分かっているみたいだし。

と答えた。

すると、その後もずっとぐずぐず悩んでいて、さらには話してる最中に
「本当は今日彼女とデートする予定だったんだけど彼女から連絡がなかったからこうやって家にいるんだ」

と言い出した。

「へぇ、そうだったんですね・・・」と軽く流したが正直いいかげんにしろと思った。
しかし彼は全くこちらの気持ちを顧みずに、その後も延々30分間彼女のことで堂々巡りしていた。
さすがに我慢できなくなって
「ちょっと待って。今私と話してますよね?私のことで何か質問ないですか?」
と言った。
しかし特に質問がないようで黙ってしまった。
おーーーい

何となくぎこちない雰囲気にしてしまったので、趣味の話をしてみる。
彼は特に興味がなさそうで何も掘り下げられることはなかった。
もしや合わない?

スカイプを切った後に、メールを何度かしたが返事が全くなかった。
さすがにこれじゃもうダメだろうと思って「さっきは気まずい雰囲気にさせてしまってごめんなさい。もしダメならダメと言ってくださいね」というメッセージを打ってしまった。

しばらくすると「ごめん、寝てたよ。話しやすかったから大丈夫だよ。今後ともよろしくね」とメールが返ってきた。
単なる私の早とちりだった。

また別の日、ラインで「もう婚活疲れた」という内容のメッセージが入った。
彼「マヤさんにも迷惑をかけてると思う。もうあのサイトをやめようと思う。自信がない」
マヤ「そうなんだ、なんで自信がないの?」
彼「先にこうやって話だけしてるじゃない?もし会った時にアウトだとしたら後は容姿の問題ってことになるよね。それが怖い」
マヤ「誰でもそうだよ。容姿っていくら自信があっても相手の好みがあるから仕方ないよね」
彼「オレは自分の容姿に自信がないんだ。小栗旬に似てるって言ってくれる人がいるけどそんなのはちっともアテにならないね」

―自信がないといいつつ、なんだそのアピールは。ミサワか?

残念ながら小栗旬は全くタイプじゃなかったけど別にそれでイヤになるということはないので
マヤ「小栗旬ならばカッコイイじゃん!誰かに容姿を否定されたことがあるの?」
彼「いや、ないけどなぜか自信が持てないんだ。オレはネット婚活は向いてないのかもしれない。精神的疲労感が大きい」
マヤ「それならやめた方がいいかもね。もし会ってみてお互いよかったらどっちにしろ卒業できるわけだし」
彼「マヤさんには向いてるんだろうね。オレはお見合いパーティの方が向いてるかも
マヤ「なんで?パーティ参加したことある?もっとシビアだよ」
彼「パーティならばカップルになった時点で容姿はクリアできてる。中身には自信があるのでそれが先にクリアできてると安心。だからオレはパーティの方が向いてる」

―今後はパーティに参加する、ということだろうか?ならば私は何?


マヤ「えーーと、もし私のことを断りづらかったら断ってくれていいんですよ?」
彼「は?そんなわけないじゃん。気がなきゃわざわざこんなやりとりしないよ」
マヤ「私は大石さんとのことを前向きに考えてるんですが、パーティの方に目が向いてるようなのでそう思いました」
「前にも『ダメだったら言って下さい』ってメールが届いたけど、なんで何でもマイナスに捕らえるんだい?何かトラウマでもあるの?」
マヤ「確かにメールが来なくてフェードアウトされたことがトラウマになってるかもしれません。早とちりしてごめんなさい」
彼「さっきもなんでそんな攻撃的なの?もっと言い方があるでしょ?こっちは突然のことでびっくりしちゃうよ」
マヤ「ごめんなさい。他に言い方があったと思います。ただ明らかに私のことは眼中にないような印象がありました。他の婚活相手のことを話したり、私とはあのサイトで出会ったのにそれを否定してパーティがいいというので・・・」
彼「もし君のことが嫌いならばはっきり言うよ。ネガティブでちょっとついていけない
マヤ「私はネガティブではないですよ。前向きに大石さんのことを考えてます。ネガティブな話をしているのはどちらですか?」
彼「ほらまた攻撃的だし。あれは話のネタでしかないよ。これを言ったらダメだとか言われると話す内容をいちいち選ばなくちゃならなくなって気を許せないよ。彼女には何でも話せるような人がいい」

自分のことを完全棚上げしてかなり話通じない人だなと思ったが、これでは終わってしまうので丸くおさめようとした。

マヤ「まだお互いのことがよく分かってないから誤解が生まれたけど、今回のことで少し大石さんのことが分かりました。これからたくさん話をすればもっと理解できると思います」
彼「そうだね・・・」

翌日、彼のラインのIDがなくなっていた。ブロックされたのではなく、IDが消滅していた。
何か説明があるのかと思ってメールを待ったが音沙汰なし。
終了。

話の合わない人で疲れた。
彼の悩みを解消してあげて他の楽しい話題に移ろうと努力しても空しく延々と自分の悩みを吐き続ける。
話をしていて楽しいと感じず「面白くない」という感情しか芽生えなかったのでどうせ続かなかっただろう。
彼は自分で「中身に自信がある」「オレは彼女に尽くすタイプ」と言っていたけど、あまり説得力がなかったなぁと思った。
最後のラインID削除には何の意味があったのだろうか?
婚活サイト用に作ったIDだったのだろうか?
婚活サイトがダメでも、パーティに参加して自分に合う女性が現れるといいのだけどね・・・。


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お見合いパーティーでカップルになった男性。
この当時私は29歳、相手も29歳。
身長180センチ、メガネをかけ、茶髪、色白でほっそりしており、ヨン様を草食系にした感じ。
システムエンジニアをやっていた。
少し女っぽい仕草と微妙に高い声が気になりつつ、意気投合したので交際することになった。

その彼はデート中、何をするのにも全ておごってくれた。
こちらが出そうとしても「いいよ」と言ってくれて出させてくれなかった。
デートは私が行く場所を考えたのでなるべく高いお店は避けた。

初めて彼を家に泊めた時に少し気になったことがあった。
まず、トイレで小便を流してないこと。
変なところで抜けているんだな、とかわいく思った。
次が問題だ。
私はデートでほとんどお金を使っていなかったのでお金が減ってるはずないのに、なぜか財布の中のお札の枚数が合わない。
しっかり数えたわけではなかったので確信は持てないが1000円札1枚少ない。
ちょっと何かすればすぐ消えていくお金なので気のせいかと思ったが、どうしても不安を払拭できなかったので、彼がまた家に泊まりに来た時に確認しようと思った。

2回目のお泊り。
彼がトイレに入ってる間に自分の財布の中をチェック。
5千円札1枚と千円札1枚。これは分かりやすい。
彼がトイレから出てきてからお風呂に入った。

ユニットバスだからすぐに気付いたのだが、また小便を流していなかった。
さすがに閉口した。
流す習慣がないのだろうか?
仮に「大」だったらどうするのだろうかと思うと恐ろしくなった。


お風呂に入っている間にかすかにかさかさと物音がした。
私の勘違いであってほしいと祈った。

お風呂から出た後、おそるおそる財布の中をチェック。
5千円札1枚しかなかった・・・。
この場で1000円札が抜き取られたことが判明。
現行犯?

何かの間違いではないかと1000円を探したが見つからず。
最悪。これは許せない。

「急にアレになった」と言って行為を回避。
並んで寝るのも嫌だったが、真夜中に喧嘩して何かされたらひとたまりもない。
もめるのであればなるべく安全な場所で。

翌日、雨が今にも降りそうだったので家でDVDを見て過ごすことになった。
でも1日過ごすのが耐えられなかったのと、どんなつもりでこんなことをやったのか本人に問いたい気持ちもあった。

DVDを借りに行く途中、大通りに出たタイミングで言おうと思った。
彼が傘を持っているのが気になった。
傘でつついてこられたら怖い・・・

「ちょっとごめんね。傘貸してくれるかな?」
と言って彼から傘を奪い取ることに成功。


「言いづらいことなんだけど・・・実は昨日お風呂入る前に自分の財布の中を確認しておいたんだよね」
と切り出し、1000円札がなくなっていることを説明。
「もしやいつもデート代をおごってもらっているからかな?」と私。

彼「何のことを言ってるのか分からないよ。もしそういうことをやっているのであれば、たとえ1000円であっても犯罪だから許せないことだとは思う。でもやってない」
マヤ「でもちゃんと数えたよ。確かに1000円足りなかった」
彼「信じてほしい。せっかくうまくいってたのになんで?何か他に理由があるんでしょう?前にもわけの分からない理由でフラれたことがある」

このままでは埒があかないと思ったので終了することにした。

「私の勘違いだとは思わないけど、もし勘違いだったら私たちは縁がなかったのだと思う」と告げた。
彼は「ひどいよ。絶対他に何か理由がある・・・」
と言って泣き出してしまった。

「仕方ないけど縁がなかったね。さようなら」

駅へと向かっていく彼の後姿を見届けた。
交際2ヶ月で終了。

すごく残念だった。
盗癖があるとしか思えない。
いつもおごってあげてるから、これくらいもらってもいいだろうとでも思ったのだろうか。
少ない金額だからバレないし、大丈夫だろうとたかをくくっていたのだろう。
前にも理不尽な理由でフラれたということだから、前の女性も盗癖に気付いたか、あるいは小便を流さないことに耐えられなかった、かだな(苦笑)

世の中普通に見えても変な人はいるので気をつけましょう。


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テレアポシリーズ第四回目。

当時Fちゃんの他に、Sさん(29歳)とも仲良くしていてよく仕事が終わった後にご飯を食べに行っていた。
最初はFちゃんとSさんと3人でいることが多かったが、FちゃんとSさんの仲が悪くなり、Fちゃんが離脱して途中から二人で行動することになった。
Sさんは仕事中にFちゃんに話しかけられた時
「ごめん、今はお仕事に集中してるの。話は後で聞くね」
と言ったことがFちゃんの反感を買ったらしい。


途中からFちゃんが私だけに話しかけるようになり、Sさんを徹底無視し出した。
あまりのFちゃんの態度の豹変ぶりにSさんが辛くなり泣いてしまった。
Fちゃんはグループ内に他に友達がいるがSさんにはいなかったので、Sさんに「私は離れないから。ずっと友達だよ」と言って慰めた。
Sさんは生真面目で正義感が強く仕事熱心、言葉遣いがお嬢様らしく、好感の持てる女性だった。
「実は今まで男性とお付き合いしたことがないの」と私に明かしてくれた。

そんなSさんがこともあろうにプレイボーイで名が知られているカリスマ派遣社員のYさんのことを好きになってしまった。

SさんもYさんがプレイボーイであることは知っている。
どこでどういう間違いが起こったのだろう。

話を聞いたら、どうやら彼はSさんに思わせぶりな態度をとっているようだ。
私はYさんが軽く女性を誘うことを熟知していたので、Sさんのことをからかってるのかもしれないよと忠告した。
でも毎日のように彼女はYさんの話を仕入れてきた。

「私が隣のU君とおしゃべりをしていたらYさんが面白くなさそうな表情をしていた」
「私とU君との仲をからかわれた時、Yさんが『クソッ!』って言って机をバーンと叩いた」
「彼の好みのタイプは物静かで仕事熱心でマジメな女性だって聞いた」
「いつも彼の視線を感じる」


他にもたくさんあり、だんだん本当に彼はSさんに気があるのかも?と思えるようになってきた。
だからYさんに積極的に近づいてみたらどうか?という提案をした。
Yさんは手品が得意でよくみんなに披露していた。
なので「手品が好きだから教えてほしい」いう切り口なら自然に近づけると思った。
するとSさんはびっくりするくらい積極的にYさんに近づき、仲がよくなっていった。

仕事帰りに2人でご飯も食べに行ったらしい。
その時にYさんの身の上話を聞いたようだ。
Yさんは同棲してる彼女とうまくいってないと言っていたらしい。
それをわざわざSさんに伝えて気を持たせるということは、満更でもないのだろう。
Yさんは普段遊び人だけど、一度誰かを本気で好きになったら一途なのではないか?
と正直私も思った。

でも、Sさんが「もしかしたらダメなのかもしれない」と言った。
二人で飲みに行った時のこと。
遅くまで飲んでいてYさんが「終電に遅れちゃいかん」と言ってSさんを駅に見送ろうとしたらしい。
その時、Sさんは
「私はもう少し飲んでいきたい」
と粘ったそうだ。
Sさんは見かけによらず大胆で意外だなと思った。
結局Yさんは「終電に遅れたら大変だから」と言って駅でSさんと別れたらしい。

YさんはSさんのことを大切に思っているのだよ、と言おうとしたがやめた。
Sさんに余計な気を持たせるのは残酷だと思った。
もし彼がSさんのことを本気に想っていれば放っておいてもなるようになるはず。

Sさんが「Yさんはマヤちゃんのことを褒めてた・・・」とつぶやいた。
プレイボーイ乙!

それからSさんから無視されるようになってしまった。
「なんで避けるの?ずっと友達だって約束したのに」と私が問いただすと、
「私がマヤちゃんに『飲み会で部長にSさんみたいな大人しい人が奥さんにふさわしいなぁって言われた』って話した時にマヤちゃんが身の毛もよだつような怖い表情で睨んだから怖くなった」
ということだった。
あぁ・・・私は部長のことが好きだったので、確かにその時は「え?」って一瞬表情が固まってたような?
どんだけ怖い表情したんだろ、私(笑)。

私はFちゃんとT君の元へ戻った。


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またかと思われるかもしれないが、テレアポ時代の話。
その時想いをよせていた部長にフラれた件だが、あれはこっぴどかった(笑)。

部長はみんなから慕われており、私も営業成績が振るわなかった時に優しく励ましてくれた。
スーツ姿と身のこなしがかっこよく、メガネをかけているのがまた知的だった。
38歳彼女なしだったので実は女性に興味がないんじゃないか?あっちの人か?と囁かれていた。

職場には総勢100人以上の派遣社員がいたが、主に20代前半が多く、30歳を相手にしないだろうと無意識に思っていたせいか全く他の男性は眼中になかった。
それなりに年がいってるのは正社員だったが、その中でもよりによって部長を好きになってしまうとはね・・・。
遠くで見ている分にはいいだろうと思った。

同僚にそのことを話すと「何でもチャレンジだよ!1回だけの人生じゃん」
と言われるうちに、じゃあダメ元で頑張ってみようかなという気になった。

ある時に、デスクの上のメモに何となく魚偏の漢字を落書きをして休憩中に席を立って戻ってくると、部長が私の席に座って電話をかけていてドキっとした。
部長宛の電話がかかってきてたまたま近くの席で対応したのだろう。
休憩時間が終わり自席に座ると魚偏の漢字にふりがなが振ってあり、ときめいた。

またある時には、誰にでも気さくなおばちゃんと休憩時間に二人で雑談しているとふいに
「部長の顔、見てみて。よほど疲れてるんだねぇ。肩もんであげようよ」
と言い出し、部長の元へ。


私もついていった。
おばちゃんが部長と雑談を交わしながら部長の肩を揉み出した。
しばらくすると「マヤちゃんも揉んであげなよ!」とおばちゃんが言い出したので、内心(うわ、どうしよう!)と思いながら、おばちゃんも近くにいるのだから大丈夫かと思って
「お揉みます!」と返した。

しかし、おばちゃんはすぐに他の人のところへ。
おばちゃんには私が部長のことを好きなことを伝えてないはずだが、誰かから聞いたのだろうか?
部長と私だけの空間になった。

私は突然のことにドキマギしてしまい、黙々と肩を揉んでいた。
部長は何も言葉を発しなかった。
気まずい!!!!
私はその時とんでもないことを言った。

「お父さんの背中みたい・・・」


オワタよ\(^o^)/
背中が広く頼りがいがあるように感じたので、つい口をついて出てしまった。

部長は無反応。
一体何を考えているのか分からない。

もし私の声が聞こえていれば「父親かよ。そんな年離れてないよな?ショックぅ」
とでも返してくれてもよさそうなのに。

次の接触は同僚10人くらいでスポッチャに遊びに行った時のことだ。
部長がロデオマシーンに乗っていた最中にみんな見守っていたが、終わった後各自好きなところへ散っていった。
「もう一回見たいな」と私が言うと
「じゃマヤさんのためにもう1回頑張るか!」
と言ってくれた。
私の名前を呼んでもらえただけで単純にうれしかった。

それから同僚が気を遣って、部長と二人で話す機会を設けてくれた。
お酒が入っていたので何をしゃべったか詳細は覚えていない。
ただ、ちゃんと女性に興味があること、長い間彼女がいないことだけは覚えている。

後日、部長は飲み会でまるで絵に描いたような千鳥足になってダウン。
かわいいなぁと母性本能をくすぐられたので、介抱しようとしたが先客がいてできなかった。

そして、バレンタインデー。
彼に告白のメッセージカードを添えて手作りチョコを渡した。
「部長のことが好きです。ホワイトデーを一緒にすごせたらうれしいな」
というようなことを書いたと思う。

その後、部長が研修に行ったりしていてほとんど会う機会がなく、ホワイトデー当日を迎えた。
くしくも3月末で派遣の契約満了を迎え、有給消化のためホワイトデーの当日が事実上、出勤最終日だった。

何かしらの形で返事があるだろうと期待した。
しかし、廊下で部長を見かけると露骨に他の社員の後ろにこそこそ隠れてやり過ごされた。
恥ずかしがっているだけかもしれない。

また後でちゃんとした気持ちを聞けるかもしれないと思った。
でも結局当日は何事もなく。
みんなにお別れを言って退社した。

退社後、Fちゃんと飲んだ。
「おかしいよ、後で電話かけてみなよ。忙しかっただけでしょう」
とFちゃんにアドバイスされ、翌日の夜電話をかけた。

癒し系の呼び出し音が流れる。
「はい、及川です」
部長が出た。
「早乙女(マヤ)です。お話があるんですが・・・」
「あ、今仕事中なので後でまた折り返します」
と言って切られた。


その後待ってみたが、電話は鳴らずじまい。
忘れられたのかも?
脈なしなのはすでに分かっていたが、バレンタインデーでチョコを渡した以上、ちゃんとした答えが聞きたい一心で24時が回る前にまた電話をかけてみた。
・・・呼び出し音が空しく鳴り響くだけだった。
留守電にもならないのでメッセージさえ残せなかった。

まるでストーカーみたい、私。

なんともみじめな思いで、恋が終了。
後から同僚に同情してもらい、部長をヤジってもらい、やけ酒をした。


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前回にも書いたが、派遣のテレアポをやっていた時の話だ。
この職場は少ない正社員と総勢100人以上の派遣社員で構成されていた。
いくつかグループに分かれていて、同グループ内に同じく派遣社員のプレイボーイYさんがいた。
茶髪パーマで背が高く、顔面偏差値も高く、オシャレで、頭の回転もよかった。
抜群に営業成績がよく安定感があり(仕事面では)戦略家タイプ。

入社早々の飲み会でトイレに立って出てきたら
Yさんがトイレのすぐ外の壁に寄りかかって腕を組んでおり「大丈夫?」と声をかけてきた。

「え?あぁ大丈夫ですよ」と言って自席に戻った。
その時からおかしいなとは思っていた。

それから彼の噂を聞き、彼女と同棲してること、職場の女性数人と寝ていること(その中に友達Fちゃんも含まれていた)、以前は正社員で別の会社に勤めていたが事情により転職したこと、などを知った。

飲み会の時に何かあることが多い。
落とすには絶好の機会だからだろう。
周囲が酩酊状態で目を盗んで何かできる環境、女性も酩酊、自身も酩酊して大胆になれる。

駅まで行く途中でYさんと2人きりになった時にどんな話の流れか忘れたが
「寂しかったら飛び込んできてくれていいよ」
と両手を広げてスタンバイな体勢でいるので、
「彼女さんを大切にしてくださいね」と言い放ち、そのまま駅改札を通り抜けた。
露骨すぎてむしろ面白かった。

私は彼に対して思わせぶりな態度を何一つ示したつもりはないのに相当な自信家だ。
もちろん異才を放っていたため全く意識しないことはなかったが、無意識に目で追う、傍に寄っていくなどは絶対していない。
私はその時部長が好きだったので、見ていたとしたら部長だ。
部長だからというわけではなく、雰囲気が好きだった。

その部長はお酒に弱く、飲み会で完全にダウンしたことがあった。
友達に「マヤちゃん、部長を介抱しにいったら?」と言われたので、チャンスと思い、ダウンして廊下に寝転がっている部長の元へ行った。
すると、先客がいた。Yさんだ。Yさんが先に部長を介抱していた。
彼は自分が飲み会を楽しむよりも周囲を見て行動するタイプで、具合の悪い人がいたら介抱したり、誰かが飲み物をこぼしたら真っ先に席を立って雑巾で拭く。
そう考えると私がトイレで席を立った時に、飲みすぎたと心配して声をかけてくれたのも分かる気がする。

ちょっと感心しながら、Yさんに「部長、大丈夫ですか?」と声をかけた。
「大丈夫だと思う」と言って、笑顔で無意味に手を差し伸べてきた。
「じゃYさんがいれば大丈夫ですね」と言って宙に浮いた彼の手を無視した。

彼は「あら~(^^;」という感じでずっこけていた。

さっきの感心は撤回。
仕事はすごくできる人なのに女性に対してずいぶん雑だなぁという印象。
私に対しては、なのか?
そう思うと腹が立つ。

部長は意識を失うように寝ていたし、Yさんと一緒にいると周りに誤解されるので、部長の介抱はあきらめその場を立ち去った。
・・・その部長には後日こっぴどくフラれてしまったのだけどね。

Yさんのような雑な扱いに対して女性はみんながみんななびくわけではないだろう。
丁寧な扱いをされた女性もいたのかもしれないけど。
だいぶ後になってから友達Fちゃん(25歳)が彼と寝たことがあるということが判明したけど、感心がなかったせいかあまり詳しくは聞かなかった。
Fちゃんにはその当時彼氏がいたが、色気たっぷりの女の子で酔うとふらふらするので、Yさんとそうなっていることは想像に難くなかった。

そのFちゃんと私は流れでちょっと変わった行為をしたことがある。

10歳年下のT君と、Fちゃんの家で飲んだ時にFちゃんがぐでんぐでんに酔っ払い、T君がFちゃんの体をべたべた触り始めたので私も一緒になってべたべた触り、しまいにT君からFちゃんを奪い取ってキスして何事もなく済んだ。
明らかに私の行動もあさっての方向だった。
私もかなり酔っ払っており、そうすることがベストだと私なりに考えてとっさにやったことなのだろう・・・。

翌未明に、FちゃんがまたT君とじゃれあい出し、お互いに脱ぎ出したので、もうかばいきれないと思った。
T君が「マヤさん、実はFちゃんとは何度かしたことがあるんですよ。いまさらなんです」と言い出した。
マヤ「ちょっと待って。そうかもしれないけど、私は目の前で見てろって言うの?」
T君「いいですよ、見ててください」
マヤ「それはダメ!・・・じゃあこうしよう。T君がちゃんとFちゃんとマジメに付き合うならばいいよ。私はもう帰るから」
T君はその時、Nちゃんと別れていた時期だったので、それもありかな?と思った。
変な空気に気付いてなのか、Fちゃんの意識が戻って「おなかすいた~」と言ったので、外食しに行くことになった。

若い子たちの間ではこれが普通なのだろうか??
おばさん、ついていけない~。

そんなこともあった、30歳の夏・・・。
33歳になってすぐの時、派遣のテレアポやってた時の同僚だった男性T君に飲みに誘われた。
彼は10歳年下だった。
営業成績はよく、飲み会でもすごくハイテンションに周囲を盛り上げる存在だったので楽しく飲めると思った。

T君「マヤさん、あの時と全然変わってないなぁ!」
マヤ「でも3年くらいしか経ってないじゃん。そんな劇的に変わっていたらそっちの方が悲しいよ」
T君「10歳も離れてるけど全然アリっすよ!」
マヤ「またまたうまいよねぇ」

毒女は美容にある程度お金かけられるし、子供産んでないのでそうそう年とらないのよ・・・。

そして居酒屋へ。
お互いにテレアポ時代の同僚の話でしばらく盛り上がった。
見た目よし、頭よし、背が高く面白い男性がいて、T君はその男性の弟分みたいなものだった。
でも、その男性はかなりのプレイボーイで、彼女と同棲していたのに同僚の女性数人と寝ていた。
それを聞いていたため、私も2回ほど軽く誘われたが断った。
テレアポ時代にはいろいろ面白いことがあったので、このことは次に書こうと思う。

T君「Yさんはあんなところでおさまっている人じゃないよ」
マヤ「あんなに頭いいんだからきっと大手企業でかなりいいところまで行ってそう。事情があるんだろうけどね」
T君「事情っていってもね。あの人は結局ああいうところで若い女性とたくさん付き合うのが生き甲斐になってるようなもので。本当にもったいない」
マヤ「でも何も派遣じゃなくてもいいんじゃない?あれからT君はちゃんと転職して今は立派な営業マンになってるからね」
T君「それほどでもないですよ。仕事忙しくて彼女作る暇がない。マヤさん、今は彼氏いないんですか?」
マヤ「いないよ~。彼女いないんだ?Nちゃんとは別れちゃったの?」
T君「とっくに別れましたよ」
マヤ「そうだったんだ。かわいかったのにもったいない」
T君「人間顔じゃないですよ。中身」
マヤ「どんな人がタイプなの?」
T君「一緒にいて居心地がよければいいんですよ。お互いに愛し合っていたら言葉なんていらない」
マヤ「ずいぶん以前と印象が違うような?あの頃すごくハイテンションだったよね」
T君「みんなといる時は盛り上げなくちゃいけないって気持ちになるから。2人の時とは全然違うんだよね。」
マヤ「そうだったんだ?意外!」
T君「マヤさんは今好きな人いるんですか?」
マヤ「う~ん、元彼を少しひきずっちゃってるところもあるけど、それ以外はないな」
T君「そうなんですね。これからどうするんですか?」
マヤ「どうするって?今はどっちかっていうと仕事に集中したいからね。前ほど婚活はしてないかな」
T君「え?マヤさん、もう33歳ですよね?もう崖っぷちじゃないですか!」
マヤ「え?」
T君「見た目は若くても、年齢的にはもう崖っぷちだから頑張らないと!」
マヤ「う~n・・・」
T君「そんなに悠長に構えていたら手遅れになりますよ!」
マヤ「もういいや。結婚できなくても。私は無理っぽい」
T君「何を言ってるんですか!あきらめたらそこで試合終了じゃないですか」
マヤ「私は自分に問題があるからね」
T君「どんな問題?」
マヤ「私は今まで自分の好きな人と付き合えても結婚までに至らなかった。ってことは結婚向きじゃない男性がタイプみたい。誠実な人を好きになれたらどんなにいいか」
T君「どんな男なんすか!」
マヤ「基本、面食い。その時点でかなり終わってる(笑)」
T君「結婚したら顔なんて何の役にも立たないですよ。中身がよくなくちゃ結局別れることになる」
マヤ「そうなんだよね。分かってるんだけどね」
T君「俺は遊んでるように思われてるみたいですが、一人の女性を愛したら他の女性とは考えられない」

この後、T君のアピールが続く。

T君「この後どうします?」
マヤ「今日は帰ろうかな。ここから徒歩で帰れる距離だし」
T君「家まで送りましょうか?危ないでしょ」
マヤ「平気平気~。いつも一人で帰ってるから。また遊ぼう!」
T君「分かりました。じゃあまた!」

それきりお互い連絡を取り合わなくなった・・・。

当時の私は、T君の崖っぷち発言にかなり引いていた。
なんでそんな言われ方をしなくちゃならないのか?と思った。

最近になってその意味がようやく分かった。
気付くのが遅すぎる。バカだったと思うがもう時間は戻らない。
男性が結婚相手に選ぶ女性の条件を、本音を、全く知ろうとしなかった自分が情けない。

30代に突入してから、真剣な婚活サイトで少しでも自分が好印象だと感じた男性からはアプローチされることはない。
それどころかこちらからアプローチしても大抵断られる。
敷居の低い出会い系サイトでは気軽にオッケイしてくれるが、その交際関係は誠実なものとは呼べない。

今はアラサー未婚女性が多いのでそんなに年齢を気にすることはなかったが、数あるプロフィールの中で若い女性と比べられたら、特別人目を引く美貌や収入がない限り、年齢という条件でことごとく落とされてしまう。
そんな現実を知って唖然とした。
趣味や価値観が合いそうだと思ったら気に入ってもらえる、なんてのは妄想に過ぎない。

もし日常生活の中で出会えば、話が合ってお付き合いに発展、ということはよくある。
でも結婚を大前提としてお付き合いするのではないため、実は年齢を見られていて本音では結婚を考えてくれていない可能性がある。
私自身32歳で付き合った4つ年下の彼は、とりあえず彼女がほしいというだけだったという真実を知ってショックを受けた。
交際して1年でそれが判明し、すぐ別れた。

それ以降、交際する男性にちゃんと結婚の意志があるのか不安で仕方なくなった。
最近も交際したての彼に本気で結婚する気があるのかと問いただしたところ、その気がないと判明して1ヶ月で別れた。
でも、これって相手をただ追い詰めてしまっているだけのような気もしてくる。
結婚のタイミングが合ってないっていうだけなのかもしれないが、相手のタイミングを待つにしても時間を無駄にしたくない。
必ず訪れるという保証はどこにもないのだ。

女性は、自分から惚れて追いかけてしまうような男性とは、付き合うことはできても結婚するのはなかなか難しい。
恋愛結婚が主流になったご時勢、結婚に関しては男性側が主導権を握っているのだと思う。

私は29の時に、別れてはならない人と別れて失敗した。人生の大失敗。
後悔先に立たず。

でもまだ私は結婚を諦めてはいない。
これから年はとっていくばかりなのだから、今できることを精一杯頑張って、前を向いていこう。
       
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32歳の時にマジメな婚活サイトで知り合った男性。
1回目のデートの時に待ち合わせ場所に現れた彼はカジュアルファッションで、Tシャツにジージャン、ジーパンをはいてキャップをかぶっていた帽子ジージャンジーンズ
顔が少し大きい人だったのでかぶったキャップが顔の大きさをより強調していて全然似合ってないなぁと思った。

まずランチでイタリアンをごちそうしてもらい、公園を散歩した。
話がいまいち盛り上がらなかったが、いい人だと思った。
ディナーは、隠れ家的な創作和食屋で民家の中に紛れ看板もなかったが、店内には他にお客がおり繁盛してるようだった。
いいお値段だった・・・。
それもほとんどごちそうしてもらってしまった。

彼の家が会社を経営しているので、彼は会社の専務だった。
その当時私は、派遣社員として職場を転々としていた。
彼は「派遣なんて一番最初に切られてしまう存在なので正社員になれるように就職活動した方がいい」
と、すごくまっとうなことを私に話した。

私は、忘れもしない2008年9月15日に、6年間正社員として勤めた会社を体調不良でやむなく辞めた。
その日は、リーマンショックが起きたまさにその日だ
29歳という瀬戸際の年齢だったが景気はさほど悪くなかったから何とかなるだろうと思っていたが、辞めたその日にそれは起きてしまった。
途端に不景気になったが、くじけず頑張ろうと思って派遣社員をやりながら50社ほど受けたが書類審査でほとんど落ち、通っても面接で落ちた

そのことを専務に話すと「事情は分かるが派遣を続けるのはよくない。あきらめず頑張ろうよ」という回答だった。
それもまたもっともな考えだと思った。

でも気分が萎えてしまった。
恐らく自分の中で、もし結婚となると相手の元に嫁ぐことになり、せっかく苦労して正社員になってもやめなくてはならない状況を考えてくれているのだろうか?と疑問に感じたのだろう。
だから早々に「この人は本気で私との結婚を考えているのではないのだろう」と判断した。
専務がそれを感じ取ったのか、その日別れ際に話し合い、またデートすることになった。

連休に鎌倉へ行くことになったので、道はかなり込んでいた。
そのせいか、専務はひどくいらいらしていた
運転中、他の車が割り込んできたら「クソッ」とつぶやいたりしていた。
朝10時に出たのに、鶴岡八幡宮に着いたのは16時すぎだった。

彼の気持ちをなだめるべく、八幡宮で天然ボケなことをたくさん言いまくっていたが、専務はことごとく無反応だった。
この時この人とはやっぱり合わないのかも?と痛切に感じた。
さらにこの後びっくりするような行動をとったので余計。
専務は、手水場でたまった水の上から手を洗っていたため、手を洗った水が再びたまった水の中へ。
あらら、と思ったが特別言う必要を感じなかったので黙っていた。

ディナーはフレンチを予約してくれていたランチ
また高いだろうから困るな・・・と思ったがどう断ればいいのか考え付かないので、食事して関係が落ち着くことを期待した。
何を話したのか詳細は覚えてないが、私のテーブルマナーについて彼から注意を受けた。
ナイフとフォークが複数あった場合に外側から取っていくことや食べ終わった後のナイフとフォークの置き方について。
「それは常識だよ・・・」とあきらたように注意されたので、言わなくてもいいのに私も手水場でのことをやんわり注意してしまった
私は負けず嫌いか

お互いにその後ぎくしゃくしてしまった
残念ながら彼とは縁がなかった。

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30歳の時に大手の婚活サイトで知り合った男性。
プロフィールで結婚願望が強い男性であることが読み取れたので好感を持てた。
メールを数回交わしたのち実際に会ってみた。
見た目は童顔で杉浦太陽っぽいイメージ。

話してみるとそれほど盛り上がることはなかったが、私に対して好意を抱いてくれていたのと、一途だということを聞いて様子を見てみようと思った。

ランチした後、さっそく積極的に手をつないでくれた。
もしここで嫌悪感を感じたら拒むのはちょっと勇気がいるので、決してこちらからは握り返さないことで意思表示する。
このときは彼に手をつながれても体に拒否反応が見られなかったので大丈夫だった。

初対面ですぐ手をつながれることに抵抗のある身持ちの固い女性もいるかと思うが、早々に「誠実じゃない」と判断すると、いい人を見逃してしまうかもしれない。
同じようにまじめに婚活をしていた男友達が「気に入った女性とは初対面でも手をつなぐ。決して大切にしていないわけじゃない。拒まれたら心が折れる」と言っていた。

ウィンドーショッピングの流れで雑貨屋に入ると「もし一緒に棲むとしたらどんなのがいい?」という想定で話が進んでいた。
決して結婚に結びつく言葉ではないが、前向きな質問でうれしかった
ところが。

一通り新宿をぶらぶらした後で、適当に散歩していると怪しい界隈に連れて行かれた。
最初からそれが目的だったりしたのだろうか。幻滅
マヤ「ありえない」
彼「『新婚さんいらっしゃい』でも、会ってすぐしちゃったってよく体験談を話してるよ
マヤ「好きならもっと大事にすべきでしょ」
彼「男性は好きな人とすぐにしたい生き物なんだよ」
マヤ「付き合ってもいないのにできないよ」
彼「付き合おう
マヤ「・・・」

何度か押し問答を繰り返してまた次回ということに。
夕方まで何とかデートを続けたが、やっぱり家についてこようとするので「やめて」と言って別れた。

彼から「今日マヤと出会えたから婚活サイトやめたよ」とメールが来たので、見てみると確かにやめていた。
「マヤもやめてほしい」と要求され、「まだ付き合い始めたばかりだからもう少し様子を見ようよ」と言っても「そんなの辛いよ。僕はマヤしか見てないのに」と言うので、向こうがマジメに考えているのなら、と思ってしばらくやめることにした。
それにしても全く気が進まない。

花火大会に行ったり、彼は鯛焼きが大好物だったので鯛焼き屋巡りしたり、と頑張って付き合ってみたが、結局恋愛感情が芽生えることはなかった。
結婚願望が強く、雑談の中でよく結婚の話題が出たので体目的だけでないのはよく分かったが、話していてあまりに尊敬する部分がなさすぎた・・・。

話していて尊敬できるところがあったり楽しければ好きになれるが、下ネタばかりでうんざりした
本屋に行った時ちょっと変わったものを立ち読みしていたら好きになるかも?と思ったが、
真っ先に向かったのはアダルトコーナーだった
休みの日の過ごし方について聞いたら「朝起きたらAV見て・・・夜もAV見る」とのことで、引くようなことを言う。
きっと朝から晩まで頭の中そういうことばっかりなんだろう。
第2の変態イケ面かな?

私の中で今後進展する見込みがなかったので、お別れのメールを打つと「いやだ!別れたくない」と言う。
「話が合わない。下ネタばかりだと無理」と返しても食い下がるのでもう一度デートしてみたが、やっぱりダメだった。

同棲していた彼女が前にいたらしいが、フラれたらしい。納得。
見た目がいいのだからもっと好きになってもらえるように努力すればいいのに。
ただし、見た目がよくて話がうまかったらとっくに売れてるか、遊び人になってしまうのがオチ。

つくづく難しいものだなぁと思った

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