10月から毎週公明新聞に書いていた「手書きのマナー」4月末で終了しました。

 

たくさんの方に読んできただき、嬉しいコメントなどもいただきとても励みになりました。あらためてまとめてアップしようと思いますが、19回は手書きの良さをお伝えしました。

 

1999年にすい臓がんで72歳で亡くなった父から、2001年の元旦に届いたハガキ。

一瞬、意味が分かりませんでした。どうして父からハガキが届くのかしら。1985年のつくば科学技術学博覧会のときにタイムカプセルに入れて保管されたハガキが2001年元旦に届くというものだったようです。宛先の住所は転勤が多い私の家ではなく、主人の実家でした。

父がか思った通り、主人の実家にちゃんと届いたのです。

達筆な父の文字を見た瞬間にな涙がとまらなくなりました。

これが、PCなどの文字だったらこのような感情はわいてこなかったと思います。

コラムを毎週書いているにもかかわらず、なかなか手紙を書けないでいる私ですが、もっと手書きでコミュニケーションをとりたいと思いました。

そんなこともあり、東急本店の7階にある丸善に行ってたくさん、便箋や封筒カードなどを買ってきました。季節に合わせた素敵なものがたくさんあってなかなかその場を離れなくなってしまいました。父からもらったハガキの内容は2021年75歳のときには自分がすでにいないかもしれないと思って書いたような内容でした。娘に対する愛情が詰まったハガキは今でも私の机に入っています。
5月2日は父の命日で谷中墓地にお参りに行ってきました。母とともに娘たちの幸せを見守ってくれていると思うとともに、もう一度、ありがとうを言いたいと思いました。