グアテマラ、アンティグアを訪れたかった理由の一つに、セマナ・サンタ(聖週間)、復活祭があります

グアテマラの中でも、世界遺産に登録されているアンティグアのセマナ・サンタは世界的にも有名で、日本でもテレビなどで見かけたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか

3月下旬、ハカランダという美しい紫の花が咲き乱れる中、セマナ・サンタはとり行われます


このお祭りは、キリストがエルサレムに入場して、処刑され、復活するまでの一週間を山車(プロセシオン)で表し、キリストの復活を祝うものです

カトリックでは最も重要な行事の一つで、グアテマラの国中でそのお祭りを見ることができます。
アンティグアでは、セマナ・サンタの時期になると山車の出る時間や道順が載ったそれ用のマップがでるほどです

世界中から観光客が集まり、ホテルも予約でいっぱい!(値段も3倍にあがる


山車を担ぐ人たちは皆同じ衣装を着ます

山車によって衣装が違うので、それぞれ意味があるのだと思います




この山車、すごい重さなんだそうです

大きさも担ぐ人数も様々です。
大きいものだと100人以上で担ぐものもあるんだそうです

この山車を担ぐのにお金を支払うんだそうです。
山車を担ぐと御利益があるのでしょうね

山車の足元を見て下さい



これ、おがくずで作られた絨毯(アルフォンブラ)なんです

しかも手作り。。。

おがくずに色をつけて、絨毯の模様の型に合わせて、おがくずを入れていくという地道な作業です

山車が通るための絨毯を何時間もかけて作ります


山車の通る時間に合わせて、この絨毯を作るので、夜通し絨毯を作っていたりします


絨毯のデザインもそれぞれの家で考えて作ります

山車が通ったら、アッという間にグチャグチャになるのに、それでも作ります


朝早く起きて、山車が通る前に絨毯を見に行きます


お祭りなので、学校も休み!
私は友達の親戚の子供たちと出かけました




これ、野菜の絨毯です

山車の通った後には、掃除をする車もついてくるのですが、この野菜の絨毯が踏まれたあとは、観客たちが野菜を持ち帰ります

もちろん、夜にもこの山車はでます

ろうそくを配られて、みんな手に手にろうそくの灯りを持ち、山車を見守るのはかなり荘厳な感じがあります


朝から晩までこの絨毯や山車で街中はお祭り気分になります


ホテルなどは値上がりするので、このときスペイン語学校に入ってホームステイしているとお得です

学校でも絨毯を作るときがあります

セマナ・サンタに惹かれて、3回この時期のアンティグアを訪れました

その山車の大きさや担いでいる人々、周りで見ているカトリックのグアテマラ人たち。
山車に載っているキリストを見て、泣いている人もいます。
教会の前を通るときもラテンの人たちは必ず十字をきります

宗教を持たない日本人の私は、敬虔なカトリックのグアテマラのお母さんに「どうして神様を信じないの?」と素朴な質問をされます

このセマナ・サンタを見ていると、宗教がどれほどこの地に根付いているのかを見ることができます。
来月、またセマナ・サンタの季節がやってきます

お香の香りと、山車に絨毯

この時期のグアテマラを訪れる価値は充分あります


もしもグアテマラに行ってみたいな~とお考えなら、是非、このセマナ・サンタの時期を選択肢に入れてみてくださいね

追記:2月7日(日)21時からBSでトラベリックスという番組でグアテマラやるそうです

私はBS見れないので、新潟の実家に頼んでいるのですが、この大雪でBSが受信できないかも?!らしいです

明日までにちょっとばかり雪が消えてくれますように




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