サガン鳥栖 vs 東京V 0−2

 

敗戦の理由:

 

端的に言うと

「後ろに重たいのにDFラインは高い」

状態。

 

前半の入りはいい。

これはいつも。

 

それで勇気を持ってDFラインをあげる。

でも中盤から前に追い越す動きは少ない。

 

理由としては2つあって

・失点が怖い

・ヒアンでどうにかなっちゃう

 

だから中盤、特にボランチの選手がPA内まで追い越すシーンがほぼない。

守備も心配だし、ビルドアップが雑だからそのお手伝いに後ろに下がる。

      

絵にするとこんな感じ

ーーーーーーーーーーーー

   ヒアン

         富樫

 

  (謎の空白)

 

  菊地

長沼 河原  堀米 上夷

テヒョン 手塚

(謎のスペース)     

       山崎 

ーーーーーーーーーーー

 

そりゃセカンドボール取られるよね、って構造。

前半は悪く無いように見えて、ずっとこのスペースがあった。

 

で、まんまと突かれて、なぜか上夷が対応したけど、

対人守備は慣れてない感じでPKを献上。

 

実質ここで試合は終了した。

 

細かく言えばヒアンのチャンスは数回あった。

富樫のPK未遂もオフサイドはあまりにもギリギリすぎた。

 

不運ではあった。

しかし運があれば勝てたか?というとそういう試合ではない。

根本から連動ができていない。

 

好き勝手に追う前線のプレス。

掛かっていないのに上げるDFライン。

前につけても追い越さない中盤。

 

G大阪戦や神戸戦で見せた「行きたいけど一歩我慢する」守備のおかげで

攻撃で出ていくことを放棄したように見える。

 

それでもチャンスぽいのがあったのはヒアンのおかげすぎて、

逆にそれが悪い依存を生んでるようにも見える。

 

 

そもそもポゼッションして後ろで剥がしたいサッカーしているのに、

うまく剥がせないから人数増やして、なんとかビルドアップ成功して前進できても、

前線人いないし。。。

 

富樫が抜け出した「ワンチャンロング」や、

富樫からヒアンの「ワンチャンフライループ」が、

一発決まればシュートまで行けそうだけど、

そもそもそんな高難易度な一発を狙うサッカーだっけ?って感じ。

 

ヒアンの力は本当に重要だ。

しかしそれに任せることで、一発だけ狙うのならば、

後ろはもっと硬くするとか、サイドは個で打開するタイプを置くとかしたほうがいい。

 

微妙に部分的に成功しているだけに、選手としても変えにくいのだろう。

 

しかし、今の「積み上げ型」の先に勝利は見えているか

 

もし選手が信じているのなら、それは90分間やり続けてほしい!

失点したからって怖がって前にパス付けなくなるくらいならポゼッションをやる資格はない。

 

もし、この積み上げの先に「勝利」が見えてないなら、

即刻スクラップ&ビルドをして、チーム設計を考え直すべき。

 

 

5月

残りは、湘南、磐田、川崎、名古屋、FC東京。

5試合で勝ち点8をノルマと考えている。

 

 

鳥栖は「残留すること」が何よりも、誰よりも、選手や監督よりも上位に来る。

そういう優先順位のクラブだ。

 

僕は監督や選手が、というよりも、鳥栖が好きだ。

鳥栖を背負って戦っている目の前の選手・監督が

一番力を発揮できるように後押しをしたい。

 

ただ特定の誰かが活躍すれば負けてもいい、とはならない。

僕が鳥栖の選手を応援する理由は「鳥栖に在籍しているから」ということに尽きる。

 

僕らができることは限られている。

スタジアムで「笑顔で」「泣き顔で」感情むき出しに拍手をして、

声を出して、選手を応援して後押しすることしか出来ない。

 

選手が1%でも走る距離が伸びるなら、頑張れることが増えるなら。

そう思って、どんなに悔しくても手を叩くのだ。

拍手するのだ。

 

そんな思いで、鳥栖が勝つと果てしなく嬉しくて、

1週間ニコニコで過ごせて、

負けると、ずーっと考え込んで、

どうしたら勝てるんだろう、って考えて。

 

そんな日々がサポーターの日常だ。

 

 

サガン鳥栖。

 

 

「行けども地獄」

 

 

しかし、この地獄を乗り越えてこそJ1たる資格がある。

 

 

そんなぬるい選手たちじゃないだろ?

 

やれるだろ?

 

 

戦い切ってみせてくれ