2022.2.1 日本 サウジアラビア

2-0 (南野、伊東)


これまで批判されていた長友が守備を引き締め、南野がゴールを決めた。


前田、浅野を試しつつ、サウジアラビアに2-0で無失点完勝


それでも監督批判が出るのだから難しい。。


不満が全くないわけではない

しかし、監督が劇的に何かを変えた(ように見える)試合というのは、監督の手腕に見えるが、実際に事前のゲームプランが上手く行ってないのではないか?


しっかりと準備された試合は、監督は何もしていないように見えるものではないか?


と、僕は思う



しっかり準備したGKが全部真正面で止めて、凄くなさそうに見えるように


準備不足のキーパーが飛びついて派手なセーブをして見せるように


後者のほうが、   


良い!


と判断されるのはちょっと待て、と思ってしまうのだ


確かに今の代表にエンタメ性は薄い

花型選手の久保は今日は、出場すらなかった



しかししっかり4枚、5枚で守るサウジアラビアに対して、中を固めつつ、伊東だけは大外で勝負させる

伊東を1対1にする仕組みは出来てたように見える


さらに南野は職場放棄か!という位、中に、右に自由に動く


大外レーンは長友のために、

空けたハーフスペースは、田中や守田が飛び込んだ


南野が下がってきたときは、守田がウィングの位置に居たのだ


これが事前の整理なのか、監督オーダーなのか、選手のその場のアイディアなのかは分からない


誰が出ても同じような流動性、ポジションの補完が出来てきたら、それはチームとしての完成度の高さとなるだろう


残念ながら日本はまだそのレベルにはない


今日批判されていた長友が守備でしっかりとハーフスペースをケアし、飛び出しすぎず、穴を埋めていたのに対して


中山は終始不安定なポジショニングだった


中山もまだまだ成長途中


過度な絶賛は違うし、過度な叩きも必要ない



今日この試合は勝つべき試合だった


それを遂行したチームに拍手を送りたい




もちろんW杯でベスト8、さらにその上を目指すには足りないものだらけだ


練習試合で試さず、予選を迎えたために

安心して出せる選手がいないじゃないか!

という批判は分かるのは分かる



しかし思い出してほしい



W杯を決めたあと、練習試合での敗戦を理由に解任された監督がいたことを


日本というのは常に全力で、フルパワーを好むのだろうか


批判するな、というつもりはない


しかし、批判だけが正義でもないだろう



起きた事象と結果に対して監督は責任がある


それと同時に


サウジアラビアに勝ちきった手柄もまた選手、監督ともにあると思う


そこはしっかりと認めたい


もし監督が不要だ!何もしてない!

と感じたならば


それだけ試合が始まれば指示の必要もないほど、準備が上手くいっていたということ

それでチームがバラバラであれば批判されるだろうが、今日は見事に統制が取れていた


そういう動きを選手たちに求め、自ら判断して動きながらもバランスを崩さない、最低限の決まり事を植え付けた


それはまさに、チームの、監督の、手腕ではないだろうか?






W杯予選という胃が痛くなるような試合の中、安定して勝ちきれた事は素晴らしい


CBの不在も感じさせない勝利に

僕は拍手を送りたい


権田 いくつかのクロスをしっかりシャットアウト


酒井 少し不安定な所もありながら要所はパワーを見せた守備


板倉 危なげないプレーにボールを持つことを怖がらず円滑にプレー


谷口 跳ね返しの強さと左CBでも全く遜色なく自信を持ってプレーした


長友 特にハーフスペースに対しての危機管理が秀逸だった。素晴らしい守備


遠藤 これ以上ないアンカーとしての働き

もはや彼無しの日本は考えられない


守田 まさに気が利く職人 実は守田が起点というプレーが多すぎる。最高


田中 攻撃では詰めきれなかったが守備でも最後まで足を出し続けた 欠かせない


伊東 誰がどう見てもMVP


大迫 やっぱり収めるのは彼しかいない


南野 決めれば賞賛外せば批判というプレースタイル

1点はやや物足りないが貴重な先制点


ーーー

前田 まだ空回りか。伊東のクロスに飛び込むシーンはらしさも


中山 不安定なポジショニングに守備で後手に回った


浅野 サイドでスピードを活かすもちょっと難しい時間の出場だったか


原口 最後を締めた


最後にちょっと面白い光景を(*´ω`*)