2017年8月9日

2017年Jリーグ 第21節 

 

鳥栖 VS 柏 0-0  8勝7分6敗(9位)

 

■フォーメーション

a)スタメン 4-3-1-2

-----権田-----

藤田-ミンヒョク-スン-三丸

-福田--高橋--原川-

-----水野-----

--イバルボ-豊田---

 

b)前半途中 4-4-2

-----権田-----

藤田-ミンヒョク-スン-三丸

水野-高橋--原川-福田

--イバルボ-豊田---

 

c)後半途中 5-3-2 

-----権田-----

藤田-ミン-★青木-スン-三丸

-原川--高橋--福田-

--★ドンゴン-イバルボ--

 

d)ラスト

-----権田-----

ミン-★青木-スン-三丸

--原川--高橋--福田--

--★ドン-イバ-★池田--

 

■試合総括

この試合もセンテンスによって分けて見てみたい。

1)前半4-3-1-2の時間

2)前半4-4-2から後半の5バックまで

3)最後の10分

 

1)

久々の4-3-1-2。

水野の先発に、トップ下。

結果として悪くはなかった。

イバルボと原川が絡んで左からクロス、からの豊田。

そして原川の突破からのイバルボの決定機。

守っては三丸も非常に集中していて穴はない。

それでも無理やりこじ開ける雰囲気もあるにはあった。

逆に豊田はクロスへの入りがややタイミング悪かったり、

うまく当てれなかったりした。

 

2)

途中から、伊東の突破を気にして4-4のワイドに変更。

最近の鳥栖は、フォーメーションを追うのも大変。

そしてサイドの守備、ということで福田を外にして原川はボランチ。

最近の定石。

この時間、水野がワイドに開くことで右での起点が出来ていた。

そして、どこに居ても、どこで使っても安定の福田

彼のおかげで試合中の戦術の幅が広がる。

 

それでもやや突破されたりするシーンは増えた。

三丸も、4バックのSBをずっとやるには守備が不安。

ってことで青木さん投入。

CBが3人となったことで、福田はまたボランチへ。忙しいw

 

この時間からシュート撃たれるシーンが増える

トップ下不在になり、地味にがんばっていた水野のDFがなくなり、

相手のボランチ(大谷、小林)らに、中山、中谷から縦が通るようになった。

 

イバルボさんも無双のキープや、

TV的には映るときは走っていたが、

後半だんだんとサボる時間がながく・・・ww

 

ピクシーを思い出すような、適当さと

プレーに加わるとき、加わらないときの落差よ。

 

現地で見てないと気付かないほど、

そーーーとーーーサボっていた。

 

だから悪い、というわけじゃないが

鳥栖の後半は、ここの前プレが甘いと

相手ボランチに通されてピンチになる。

豊田だけでは大変。

 

ってことで撃たれるものの

後ろを増やして皆集中していた。

 

だからシュートはたいていDFがコースを限定して、のもの。

そうなれば権田は絶対にミスしない

 

伊東さんの飛び出しも何か決めさせないオーラ出まくりの権田。

 

ほんと、何てすばらしい。

三丸もワイドからの絞りと、DFのラインへの入りとか

なかなかかなり上達していた。

 

よかった。

ってかすばらしかった

 

3)

最後の10分は攻め合い。

鳥栖はイバ、ドンに掛けるも、決めきれず。

 

柏も、退場者が出たり、で細貝を入れて

大事故だけは避けたい模様。

 

微妙な機微はあったものの、

わたわたわたわたした最後の10分も何も起きず終了。

 

 

両チームのDFの集中はすごかった。

そういう試合だった。

 

サッカーとして非常に充実した90分だった。

最後まで集中していたし、最後まで我慢し続けた。

 

ふつうの人は退屈に見えたか?

聞いてみたいところだ。

 

■選手総評

 

もう少しがんばりましょう

☆豊田

最初に言っておく。

本当によく頑張った。

守備でも効いていた。

ポストワークも悪くなかった。

上がったクロスに対して上手く入れず

決定的なものは生み出せなかった。

FWとして、そこを求めたときに、

どうしても、、、となる。

この試合を勝てなかった。

その原因として攻撃陣に求めないわけにはいかない。

 

イバルボ

こちらも最初に言っておく。

いいプレーの数は多かった。

だが、鳥栖で、となる場合に、プレーに関与しない時間が長すぎる。

プレーしたときのすごさは文句ない。

いや、外したのは文句言いたいけど

それでも、いいプレーが多かったのは間違いない。

まぁ急に90分出るようになって、しかも3日で2試合目。

最後まで持たせるための策だったのかもしれないね。

まぁ良いプレーと、

あまりにも簡単なシュートを外したこと、

後半プレーしない時間が長かった。

ややマイナスが多いのと期待値ゆえの評価。

豊田同様、この試合を勝てなかった要因として

その責任を求めないわけにはいかない。

 

及第点

☆水野

良い試合をした。

早々に交代したのは試合に出続けてない故の不安か。

それでも彼が出た試合の中で一番よかったかもしれない。

大きく目立つこともなく、試合にすんなり入り、

右サイドでは何本かクロスを送り、起点となった。

FK、CKも可能性を感じさせた。

しかし、小野、アンヨンウに加えて、左利きの河野の加入もあり、

攻撃的な中盤の選手は本当に厳しい争いとなる。

そこを抜け出すほどのインパクトは無かった。

 

★ドンゴン

最後を求められて投入されたが、結果は出せず。

悪くないプレーなので、ドンかイバか、豊田か田川か。

誰か決めてくれればいい。

けど、ねぇ、、、という。

総合的に何でもできるプレーヤーだけに、

あと一押しがほしいところ。

 

高橋

最後のシュートブロックと、前へのパスの荒さ。

まぁいつも通りのヨシキでした。

本当に90分プレスするねぇ。。。

すごいよ。


藤田

ここ最近の藤田は本当に良い。

クロスもいいし、前後に走れるし。

5バックに早めに移行するなら、藤田前提もあり。

ただ、パスはいいものの、全体的な攻撃力はやや弱い。

なので、本当の5バックのサイドという意味ではもう少し求めたい。

 

及第点・・・より少し上!

 

ミンヒョク

あれはPKだったかな。

取られなかったのはラッキーだったが、

それ以外でもしっかりとシュート、

クロスに先に触る、を実践。

いい守備を見せた。

 

スンヒョン

前節同様、やや荒い

日本基準、といったら違うかもしれないが、

もう少しプレーの仕方を学んでほしい。

というか、ケチをつけるのがそこしかないw

ちょっと当たりが強い、ラフ気味。

それ以外は、DFとしてすばらしい選手。

しかも馴染んでるし、何故か権田とも連携取れてるし。

すげーな。

 

★青木

この辺はもうあんまり言うことはない。

すばらしいカバーとシュートブロック。

負けなかった理由の一つとして

彼らDF陣の奮闘は触れなければならない要素だろう。

 

三丸

いいクロスを上げたことよりも、プレスバックの早さと、

前へのパスカットの出足の良さ、

そして守備でのヘディングの競り合いの成長。

それが何より嬉しかった。

彼自身は「吉田を超える」のが目標。

それゆえの、伊東に置き去りにされたシーンは悔しかっただろう。

それが故の試合後のあまりにも悔しそうな表情。

これだけいいプレー、いい試合をしたのに

勝てなかった悔しさが滲んでいた。

彼は戦う男になった。

断言する。もっともっと成長する!

 

原川

良し、悪しが混在した試合だったが、

じょじょに最後までプレーに関与できるようになってきた。

最後まで前への意志を見せた。

そして決定的なシーンを生み出した。

技術は高いのだから、活かす術だけ。

そういう意味ではようやくかなり馴染んできた。

本当に完全移籍でほしいよ。



よく頑張りました!

福田

いつでも何処でもアキト。

 

権田

もう彼について毎試合書く必要はないだろう。

ただ、今日の試合は、DF陣のコースを切る動きとの連携

そこも本当によかった。

権田としては、自分の仕事をした、だけと言うだろう。

全体として本当によく我慢して戦った。

 

 

★池田

いつもありがとうございます。