サンフレッチェが 「これでもか!」という 自分たちのサッカーを貫いて優勝。

何よりも後ろで焦れず、ラインも高くなく、
誘い込んで後ろからのつなぎを徹底する。

その上で、柏、ミキッチ、清水、山岸、とサイドのアタッカーの質の高さで
中央の佐藤、浅野、ドウグラスの得点力が爆発。

困ったら青山のロングキックもあり、
森崎の落ち着き、塩谷、千葉らの以外と堅実なDF。

本当に穴のないチームで、クラブワールドカップでも
リーベル相手に「これぞ広島!」のサッカーを見せ付けた。

惜しむべきは2ステージになったことでの日程のきつさ。
スケジュールの詰まりすぎで、リーベル相手の最高の舞台で
最後の最後に足が止まったことか。

それでもリーベルはさすが南米、の底力を見せてくれた。

なによりも、細かいところ、ぶつかり合ったところで
なんとか自分たちのボールにしてしまうパワーとテクニック。

小手先ではない基本技術の高さ

そして相手を追い詰めるプレっシャーと
南米ならでは「個人としての守備の強さ」を存分に見せてくれた。

こういったところで大事なところで少しのズレや
ちょっとしたミス、それが広島との大きな差となった。



チャンピオンシップのG大阪との決戦も、
苦しいなかでもしっかりと結果を出し、
CWCでも茶島など、新戦力がしっかりと存在感を出した。

こういう底の広さが根付いてる広島の強さだと感じた。



ただ、G大阪の宇佐美の失速
浦和の毎年恒例の優勝できない病 など

今年も非常に波乱万丈で盛り上がりはしたが
しっかりと勝ちきるほど憎いほど強いチームというのは無かった。



MVPは大久保

3年連続というのもあるが、
なによりも単純に得点王、そして得点のバリエーションの豊富さ
さらに波がなく、安定した活躍を見せたことが大きい。


中盤では個人的には柏木を推したいが、
CSで青山に完敗したぶん、印象が悪いか。

その青山はキャプテンとなり一段とレベルアップしたよう。
守備での強さと相変わらずのロングキックの正確さを見せた。


DFでは広島の塩谷、浦和の槙野の活躍の印象は強いが
安定感と強さを持っているということで塩谷のほうが好印象。

GKは林、東口、西川が甲乙付けがたい活躍。


激戦もあり、J2の昇格戦もCSも大いに盛り上がり
とても見ごたえのある試合が続いた


僕らの国にサッカーがある幸せ。

僕らの町にサッカーがある幸せ。