セルティック - ハミルトン (4-0)

■レベルの差のまま…
前半から相手のプレスの弱さに助けれられてボールを支配したセルティック。
前半半ばにはマックギーディーのセンタリングをDFがクリアできず、裏に居た中村にフリーで渡る。
このボールを落ち着いてトラップした中村は鋭いシュートでゴールを揺らす。
さらに左サイドを支配した中村はサマラスに丁寧なパスでアシスト。
1ゴール1アシストの活躍で試合を決定付けた。

見事な活躍と言いたいところだが、チャンピオンズリーグでの惨敗を考えると、「相手のレベルが高いときにも通用するプレー」が少ないと思える。

試合はレベルの差そのままに4-0で勝利した。
だがサイドからの無理やりなドリブル突破で得点につながるなど、強豪相手には通じないだろう。

相手とのレベル差そのままの結果が現れた試合だった。

■雑なプレー
奪われても決定的なピンチにはならないため、パスも雑になっていた。
DFラインも人に対しては強いのだが、スペースを守る意識は低い。
スコットランドリーグではこのままでも勝ち続けるかもしれないが、この先を考えると不安ばかりが目に付いた。
簡単なパスミス、マークミスも目立つ試合で、攻撃の連動性という意味ではあまり収穫はなかった。


■リーグ戦
今年もレンジャーズとの一騎打ちになりそうな雰囲気だ。
いろいろと言いたいことはあるが、リーグ戦では通用する攻撃陣は好調だ。

中村は、上を見据えたパス回しや試合展開を考えているのだろが、周りが付いてきていないのと、自身も狙われた場合には身体能力で 危ない地域で奪われるシーンもあった。

CLのためには、やり方を変えてほしい時期だが、リーグ戦で勝ち続けるためには変えないほうがいいわけで、非常に難しい時期に来ている。
来期までには日本に戻るという噂もある中村だが、もう1段上の選手を目指してほしい・・・(目指せるはず)と思っているのだが。