U-23 日本 - アルゼンチン (0-1)

■6割のプレスで・・・

アルゼンチンは、50~60%の体調と(監督が)言っていたが、
実際の試合では、もう少しコンディションは良い感じがした。

守備時のプレスや、攻撃の時のランニングなど、決してフルパワーになることは一度もなく、それでもとりあえずの1点を取って勝ちきってしまった。

伝統と言えばそれまでだが、同じ攻撃的を標榜するブラジルと比べると、アルゼンチンは、この世代でも「ゲームを知ってる」感じがした。

しっかりと勝負どころを抑える、守備にも破綻は作らない、全員がパスコースを探して動き続ける・・・
省エネながらもこういったことは徹底されており、1点差ということで善戦扱いしようと(五輪を盛り上げようと)しているマスコミに呆れてしまう。

もちろん「あの」アルゼンチンを、しかもほぼベストメンバーの中でよく抑えたとも言えるし、攻撃だって香川や内田ら A代表を経験した選手の飛躍的な成長を感じられたりと、良い点はあったのだが、それ以上にアルゼンチンは「いつでも勝てるんだよ・・・」という空気が凄かった、、、と思う。

結局本番前の練習なのだから、しっかりと連携の確認や練習につかい、それでいて点はしっかりと取って勝ちきってしまう。

日本はまだまだそんなところを見習うようなレベルには無い。
まずは必死に動き続けてミスを恐れずミスを減らし、精進するしかない。


多くの才能あると思われた若手を外してきた今回の五輪。
少しだけプラスを考えるならば、おそらく10年前であれば今日のアルゼンチンにも大量失点してただろう。

少なくともアルゼンチンの練習相手になることはでき、そして練習レベルの気持が相手ならば1点で抑えることが出来た。

それがこの試合の収穫だろう。

本番で、もし当たることになれば、、、
自分達のサッカー を 貫いて オーブンに大差で負けるか、
それとも 引き込もって やはり 0-1で敗れるか・・・

若年層だけに、是非とも前者を貫いてほしいところだ。

ところで問題は五輪(A代表も含めて)代表、および監督は、これが日本のサッカーだ!これwを見せれて負ければ止む無し・・・といったような、日本サッカーのアイデンティティを持ってるんだろうか?


「自分たちの色を出そうと思ったのだが、相手に合わせて引いてしまった・・・」

なんて 会見が目に浮かぶが、


相手に合わせる前に 自分たちの色が 何色か 見えてますか???