皆さん、おはようございます。今日もお忙しい中、ブログにお越しいただきましてありがとうございます。
四国霊場の第27番は神峯寺。真言宗豊山派のお寺で御本尊は十一面観音。辿り着く道の厳しさから土佐の関所寺と呼ばれています。26番の金剛頂寺からは道のりが33㎞。そして標高450mの地にあるこのお寺まで行きます。そして山の中で宿坊もありませんので参拝後はまた戻って行くようです。とりわけ泣きたくなるような真っ縦と呼ばれる急な坂道。難行・苦行を感じさせるまさしく遍路泣かせの道で傾斜45度に及ぶ急な坂道が1.3㎞。ようやく辿り着く仁王門に入ってからも150段の石段があり、それを昇ってようやく本堂に到着です。
仏教伝来以前には神社でした。その聖域に行基が十一面観音を彫って安置した所から神仏習合の霊場になりました。廃仏毀釈で一時は衰退した歴史もありますがその後に復興を果たします。仁王門脇の神峯神社の鳥居が静かに歴史を見守っているかのようです。神社へは更に山道を登るので顔が真っ青になりそうでした(笑)
続きまして第28番の大日寺。27番と同じく真言宗豊山派のお寺で御本尊は、お寺の寺号の通り大日如来です。行儀の作と言い伝えられており高さが145cm、四国に伝わる大日如来の中では最大とされており脇侍の聖観音も国指定の重要文化財になっています。
今日も皆さんが心穏やかにお元気でお過ごしになれますように。