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「犬は ヨーイ ドン!で 走るか?」 ![]()
という命題について:
「偽」 が正解で~す
コメントいただいた皆様 ありがとうございました!!
ぱくもぐさん : リードを離しては 「待て」は できない
教えたの?
Yukorinnさん : 本能かしら・・・
チワトラさん : うちは、位置について ヨーイ・・・オヤツ!!
鋭いご指摘ばかり・・・
なかでも、チワトラファミリーの 大スター凛ちゃんのママは さすが!!!
名ドッグ・トレーナーなのですね
キーワードは オヤツ
むーすこ君の 「華麗なる 論証 (それとも詭弁?)」 を引用しますと:
*犬は 人間の言語の意味は 理解できない
*犬は 「ヨーイ ドン」という発音を 知覚し それを聞いたら 走る
と憶えること(学習する)は可能 (これって パブロフの法則?)
*アルキメ君は 「ヨーイ」の部分に反応して 静止しているのではない
*走りたくてうずうずしているものの 「伏せ!」を命じられたため 静止しているだけ
*飼い主が 次に何か言えば 走りだす
その通りで~す
前回の2枚の写真は 人間の 「ヨーイ」 「ドン」では 成立しません
「柵なし」 「リードなし」の犬は 好き勝手放題です
逃走するかもしれません
小型犬だと 盗まれるかもしれない
では どうやって 写真のように
①すみやかに「伏せ」して ②忠実に「待て」を守り ③ひたむきに走るのでしょうか
犬の 「視覚」「聴覚「嗅覚」「味覚」「触覚」の 「感覚」コードを刺激し
逆手にとって
犬の行動を コントロールするテクニック があります
「合図とご褒美」のドッグ・トレーニング法を ご紹介しましょう
基本コースの 「おすわり」 「伏せ」 「待て」は すでに それぞれ 習得済みとします
①step. 大好きな「ご褒美」
を犬の頭上にかざし
②step. 「伏せ!」
を命じます
③step. 左手で
「待て!」の 合図をします
アルキメ君の場合、大好きな「軟骨ジャーキー」がご褒美だと、
眼を輝かせ、いとも従順に 「伏せ」します
しかし フツーのパンの切れ端だと、フンと鼻をならし 「お座り」はするけれども
「伏せ」はせず ダラダラ サボタージュ・・・
④step. そのままの姿勢で 「ひとお~つ」「ふたあ~つ」「みっい~つ」とカウントしながら
一歩ずつ下がって離れていきます
その間 犬と 必ず見つめ合っていること (視線をはずすと 犬は動きます)![]()
はっきりした声で カウントすること (止めると 犬は動きます)![]()
⑤step. 初めは、5つカウント、5歩下がり 「よし!」
の合図
走り寄った犬に ご褒美
を与え 頭をなでて
褒めてあげます
⑥step. 次は 10カウント 10歩離れて 「よし!」
で ご褒美![]()
くり返し学習して 20歩、30歩 と距離を 伸ばしていきます
犬の集中力は フツー 20歩あたりが 限度とか
しかし 勘のいい犬、トレーナーと固い絆で結ばれ 緊張感がある犬は 距離が伸びても大丈夫
狩猟犬 牧羊犬 盲導犬 はこのトレーニングが大好きな犬たち
「よし!」
の合図で、ひたむきに走ってくる 愛犬へのタッチ
は
親ばかトレーナーには 格別のひとときです
お互い馴れ合い気味で 倦怠期のあなたにも このアウトドアのトレーニングを お勧めします
犬の行動について より詳しく知りたい方へ: 参考文献
『犬も平気でうそをつく?』 How Dogs Think スタンレー・コレン Stanley Coren
木村博江訳、 文春文庫
『ドッグウォッチング 犬好きのための動物行動学』 Dogwatching
デズモント・モリスDesmond Morris 平凡社

