チチェン・イッツァにあるピラミッド神殿は

「ククルカンピラミッド」とも呼ばれます。

 

 

皆さんご存じだと思いますが「チチェン・イッツァ」は、メキシコのユカタン半島北部にある古代マヤの時代に栄えた文明の遺跡です。

 

 

後古典期(900~1200年頃)に北部地方で建造された遺跡群で、カスティーヨ(ピラミッド)や天文台(カラコル)、球戯場や戦士の神殿など遺跡群が点在していて、その一つ「カスティーヨピラミッド」と呼ばれるピラミッドが春分と秋分の主役になっています。

 

 

マヤ神話を代表する

「羽根毛をもつ蛇・ククルカン」

カスティーヨピラミッドに影を象って降臨

 

 

 

 

 

このカスティーヨピラミッドは、意図的にピラミッドの軸が、真北から22’30°傾けられて造られています。

 

そういった正確な角度から、ククルカンの光がピラミッドに降臨するよう建造されました。

また内側にもう1つ小さなピラミッドが隠されています。

(二重構造)(今は三重構造ともいわれている)

 

 

春分と秋分の日の、太陽の神聖なあらわれは、日没時頃、北側の階段の西の光の影で観察されていますが、実際はピラミッドの南階段の東側でも、同日の午前中に発生しています。

 

 

 

 

「トナルポワリ」というのは、20×13で260日のツォルキンと呼ばれる暦を指しています。

それは単なる「暦」としてではなく、多くのマヤ神話的、暦の体系としての秘教、暗号、コードです。

 

 

〇「仕掛け」が重要でキーワードは7・9・13 太陽と世界観

〇光の逆三角形が「7」つでその先に蛇の頭がついている

 

〇7+6=13 13は天をあらわす数字。そして6つの影の三角形は、地上界の7日を支える「夜」であり、「陰陽」の「陰」もあらわす

 

〇1つの光に1つの影、そうして「7」なる世界が守られているという象徴メタファー

 

 

古代マヤの神官や王たちは、文明を進化させたり発展推進する力と、下降し衰退や破滅をおこす力がくるという興亡盛衰(こうぼうせいすい)することを知っていたようでした。

 

光と闇とが交互にくる歴史観を知っていて、その真実を「ククルカンピラミッド」に表すことで伝えようとしていた、ということになりますね。

 

 

 

これらは、昨年朝日カルチャーセンターの秋分の日の講座で使用した画像たちです照れスター