7月23日、マヤカレンダー「コンドル・7/イヌトレセーナ」

先週あたりから、マヤ暦「時をかつぐ守護者」で、「豊穣のもたらす見返りに、いけにえを要求する神」という生々しい象意を身にまとった男神的な影響が、チラホラと出ているような気がします。

 

今日は「スポーツの日」祝日に変更となり、東京オリンピックがいよいよ開幕します。

開会式は、午後8時からだそうです。

 

東京都の22日のコロナ感染者数は、ぐんと数字が上がって1979人びっくり

日本全国では、5381人の感染が発表されました。

 

 

 

コロナ感染拡大懸念の影響で、1年延期となったあたりから、いやもっと遡れば、オリンピック開催が「TOKYO2020」に決定したとき(2013年9月7日 祖先4/香トレセーナ)から、日本は天に試されていたのだろうと思います。

 

「日本国民のみなさん、あなたたちは何をしているのですか?」

「何のために東京で五輪をするのですか?」

と。

 

今年の2月12日(ワシ2/ジャガートレセーナ)、東京オリンピック組織委員会の前会長だった森喜朗(死10/香トレセーナ)が、女性蔑視発言の責任をとって辞任を表明し、橋本聖子(サル10/風トレセーナ)に交代しました。

マヤ暦の神話では、「死」と「サル」のサインの守護神は、プライドは高いのに働かないことで有名ですので、彼らがトップにいるということは、東京五輪が働かない方がいいから、ともマヤ的には読むことができます。

 

そして今年、東京オリパラを開催できるかどうかも定かではなかったわけですが、組織委員会はそれらに関係なく「開催する」ことを前提に、仕事は進めておかなくてはならなかったはずです。

 

 

 

記事によると

相次ぐ式典関係者の辞任や解任


東京オリンピック・パラリンピックの開会式と閉会式の制作体制は、狂言師の野村萬斎氏を統括責任者とする8人のチームで3年前にスタートしました。

しかし、大会が1年延期することが決まり、コロナ禍のもとで簡素な式典を目指して効率的に見直しを図る必要があるとして、去年末には日本のCM業界を代表するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏を統括責任者とする新しい体制となりました。

その後、佐々木氏が女性タレントの容姿を侮辱するような演出案を提案していたことが明らかになり、ことし3月に辞任。統括責任者が不在のまま、式典の準備を進める事態となります。

今月14日の大会組織委員会の発表によりますと、式典の統括は大会組織委員会の日置貴之エグゼクティブプロデューサーが務め、開閉会式のショーディレクターは小林賢太郎氏、振り付け担当はダンサーの平原慎太郎氏となっています。

さらに音楽監督には音楽プロデューサーの田中知之氏、舞台美術には美術監督の種田陽平氏、開会式の作曲担当にはミュージシャンの小山田圭吾氏、聖火台のデザインはデザイナーの佐藤オオキ氏が名を連ねていました。

しかし、式典の制作チームを巡っては開幕まで1週間を切ってからも辞任や解任が相次ぎました。今月19日、開会式の作曲担当者の小山田氏が学生時代のいじめの告白を巡って辞任、そして22日は、式典のショーディレクターを務めていた小林氏がお笑い芸人として活動していた頃にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺をやゆするセリフを使用していたとして解任されました。

東京オリンピックの開会式は、その前日まで式典関係者の辞任が続いた異例ずくめとなりました。

 

3年前には、統括責任者である狂言師、野村萬斎のもと8人のチーム体制で、開会式と閉会式の制作準備を進めていたようです。

それが去年12月には解散し、後任に電通出身のクリエーティブディレクター、佐々木宏(サル10/風トレセーナ)が就いたのですが、開会式に出演予定だったタレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなメッセージを演出チーム内のLINEに送っていたことが、週刊誌報道で発覚し、今年3月18日(水10/祖先トレセーナ)に辞任しました。

 

もう、この時点で「あーあゲッソリビックリマーク、東京五輪呪われてる」とさえ思えてしまいます。

 

それでもまだまだ生け贄の要求は終わらない。

 

3月19日(道3/イヌトレセーナ)、開会式の作曲担当だった小山田圭吾(死12/ワシトレセーナ)が辞任。

3月22日(ワシ6/イヌトレセーナ)、開会式の全体的な調整を行っていたといわれる、ショーディレクターで元お笑いタレントの小林賢太郎(シカ6/風トレセーナ)が解任。

 

そもそも大会組織委員会のなかで、開会式や閉会式という「セレモニー・儀式」がどのような意味をもつのかを理解している人がどれくらいいたのかが、大変重大な問題です。

たかが「開会式」だろ、競技がメイン!などと、超あほなことを考えている人がいたら、宮台真司流にいうと「即死してほしい」です。

 

佐々木宏が辞任したあと、セレモニーの統括責任者は、不在のまま式典の準備が進められてきたそうで、最近になってわかったのが、式典の統括は大会組織委員会の日置貴之エグゼクティブプロデューサーが務め、開閉会式のショーディレクターは小林賢太郎氏であることがわかったと書かれていましたが、小林氏といい、日置氏といい、本当にセレモニーに込める想いや意義やコンセプト、日本を象徴的にメッセージングすることの認識をちゃんともっているのか?と疑います。

ユダヤ人の大量虐殺について、過去の動画のなかで小林賢太郎氏の悪意のあるセリフがあったことで解任になったわけですが、そもそもナチスのホロコーストがどのような意味があったのか、を勉強してないし知らないわけです。

 

 

 

 

 

 

ロンドンオリンピック2012

開会式をみた時の感動を、私は今もはっきりと覚えています。

 

オリンピックの「聖なる火」の儀式と神秘

 

 

 

 

 

「式典」「儀式」「セレモニー」が語るものは、その国の神話素的なことであったり、象徴として語り継いで守りたいことであったり、聖なるものとの交わりであったりということが「言葉」によるものではなく、「全体で象り、彩り、営まれるもの」として神秘性とともに厳かにいとなまれるものであるはずです。

 

結婚式やお葬式も同じように、ふざけたりエンタメ的にするだけのものではありません。

それは「誓い」や「契り」であり、大いなる自然や天の摂理に対して、人間側の姿勢が問われるものだからだと思うのです。

 

 

 

開会式担当解任が示す日本の大衆娯楽の「ガラパゴス化」

 

 

試験当日や前日にじたばたしたところで、合格には関係ないのと一緒で、この東京五輪関係者や組織委員会全体がカオス状態になっていること、日本国がほぼ機能不全に陥っていること、コロナ感染拡大やワクチン供給ですら後手後手になっていること、それらすべて込み込みで、「今の日本ってこんな感じ~~~グラサン」的なことしか、世界中に発信できないわけですから、残念とかがっかりとかを通り越して、日本の駄目さを象徴しているのを辛く受けとめている朝です。