マヤカレンダー今日は嵐トレセーナの「ワニ3」
東京もようやく梅雨明けし、太陽の光をうけ蝉が勢いよく鳴いています
これからの1か月は、太陽が沈んでもなお暑い「熱帯夜」が酷くならないよう、祈るばかりです
「オラクル」=「神託」
神のことばを告げ知らせる人がいます。
「オラクルカード」もそういった前兆の訪れを識るためのツールですが、カードがなくても神託をうけることのできる人、あるいは神々と人間とのあいだの仲介者として奉仕する人「シャーマン」がいます。
シャーマニズムの慣習や、自然民族の呪術的な伝統は、今日の心理療法に大きく貢献しているとカール・グスタフ・ユングはいいます。
彼らは伝統的な儀式をおこなうだけでなく、霊的な世界を体験する能力をもち、個人の病気や邪気を取り除く仕事をしたりします。
シャーマン自身は、自分の身体から脱魂(トランス)した状態をとおして、病人を癒したり、死者や生者たちの居場所や運命を「見分け」たりする、偉大な魂の専門家です。
「召命」という体験があります。
精神的な混乱時期をとおして現れたり、神秘体験や「死」との遭遇を通じて召命を受けたりもします。そうなると非常に瞑想的になり、孤独を受け入れ、感受性はより豊かになったり高揚しやすくなったりします。が、そういった状態は「社会」や共同体には適用できず、吟遊詩人的にあるいは民族詩人や見霊者のようにして人里離れて暮らすか、社会でなりすまして生きるかをせざるを得なくなっていきます。
シャーマンが見ているのは「人間」じゃなくて、彼らの「魂の姿」なのです。
さらには「夢」を通して夢見のお告げを受けたりもします。
そういった召命・秘儀体験から、次第にシャーマンは「シャーマンとしての修行道」を歩み始めるわけです。
北米の先住民「ナバホ族」の魔術師(シャーマン)は、手が動くにまかせることで、「手」が勝手に作り出したものの意味を、あとからゆっくり考えてみる。すると、モチーフや内なるメタファーが精霊のお告げによってイメージとして見えてくるのだといいます。
さらに未来のことを知るためには3つの道があるのだといいます。
1 星の観察
2 内なるものへの傾聴
3 手の運動
これらは、見えない力や霊の意志、あるいは「告げ知らせ」なのだと。
映画批評家、社会学者で都立大学社会学教授「宮台真司」先生も、映画を鑑賞するとき、ストーリーだけに反応するのではなく、メタフォリカルに意味をつかむ、理解することが大事だと語っています。
映画「女は二度決断する」についての評論、見立ては、非常に素晴らしく、「告げ知らせ」についても解説されています。
「血(生理)」も告げ知らせです。
夏の日の夜、ぜひご覧になって「メタファー」をつかんでみてくださいね