伝統的マヤ新年「香・8」
「Waxac Caban」
イヤーベアラーが「一年」の時の荷をもって、天空に着座されました
これから一年間、天界から地上界そして冥界というマヤ宇宙の世界に、少なくとも「香caban」のエネルギーが影響していきます。
西暦: 2020年2月20日
マヤツォルキン暦: 「香・8」
マヤハアブ暦: 「カヤブ月・5」
マヤロングカウント: 13.0.7.4.17
古代マヤ暦起点日から: 1874617日
ユリウス暦: 2020年2月7日
ユダヤ暦: shevat25.5780
古代マヤ民族は、少しでも太陽や星辰に神々のメッセージを受けとろうと
あるいは大宇宙を、天を観測し、星や惑星の動きに思いを馳せ
目にみえない力や、天空のことばや宇宙のリズムを感じて生きる民でした。
時は神々とともにあり
暦は単なる計算上のものではなく、神々とともに
運命や前兆とともにあり
それら守護者の「時の荷の中味」を予見させてくれる
唯一の可能性でした。
古代マヤ・アステカ文明のもつ世界観の美しさに魅了され
暦が内包している宇宙観に魅了され
芸術的で天文学的で、哲学的で宗教的な「天の摂理」とともに歩んできた
マヤの民が伝承し続けてきた「古代マヤ暦」の奥義や叡智にあずかることのできる
恵みに感謝する一日です
西暦426年にコパンより創立されたキリグアがあります。
政治的、経済的に独立を勝ち取ったという説があり
「カック・ティリュウ」という王が君臨していました。
世界遺産にも登録され、キリグア遺跡としてのこっています。
キリグアはコパンの衛星都市として、カリブの海やグアテマラの高地をつなぐ通商路で、銅やヒスイ、カカオ豆、黒曜石の産地があるモタグア川流域を把握する拠点として築かれ繁栄していました。
西暦775年に奉納された石碑「ステラC」に刻まれているマヤ文字の日付が、マヤ創生となる 13バクトゥンの始めの日が記されていることから、マヤ暦としての暦計算が可能になったともいわれています。
マヤ暦の始まりだとされている
BC3114年8月11日
13・0・0・0・0・4Ahau8kumk
が描かれているモニュメントです
マヤの教育機関の記録によると
この始まりの年が「Be7」つまり「道・7」の年であったとあります。
BC3114年8月11日から計算すると、ハアブ暦新年は
「8kumk」の翌日から16日目が「0・pop」 ハアブ暦新年となります。
ツォルキン暦でみると
「祖先・4」香周期から16日数えて17日目は
「8Caban」だったとわかります。
つまり・・・
「道7」の年から「香8」の年へ
「8Noj」
マヤ暦カウントの始とされている年も、「香8」が活躍していた
ということになります。
この時のイヤーベアラーがどうだったかはわかりませんが、少なくとも「マヤハアブ暦新年」は「香・8」だったことがわかります。
悠久の時を超えて、5千年以上前にキリグアの大地で栄えていた古代マヤ文明
「香・8」が年の中央にいた。
私たちはその文明の叡智と恩寵と恵みにあずかる
大切な時を認識する時がきているように感じます
マヤ暦「香・8」の時の王が
私たちに大きな力と勇気と東の太陽という希望の光を与えてくれますように。