2月20日のマヤ暦は「道・7」

 

エクストリーム・スーパームーン満月満月

 

マヤ先住民のキチェー民族にとっては、大切な伝統的新年です。

 

 

 

4月1日「道・8」は「ハアブ暦」の新年です。

そして8月28日は「ツォルキン暦」の新しいサイクル始まりの日です。

 

マヤの先住民族にとって「新しい年」とは「サイクルが一巡して終わり、新しいサイクルが始まる」という、自然や天が教えてくれた知恵であり、マヤ先住民や神々が古代から守り伝えてきてくれた大切な教えを思い出す日です。

 

 


 

「イヤーベアラー」という年を担ぐ守護者が交代する日となります。

 

 

もともと「イヤーベアラー」とはどういうものだったのでしょう。

『The gods and symbols of ancient mexico and the Maya』という書籍には、次のように定義されて書かれています。

 

メソアメリカの人々は、52年という年の束の暦と365日暦を区別するため、260日カレンダー(ツォルキン暦)と一致する特定の日の後に毎年名前を付けました。
これらの日は「年を担ぐ守護者(イヤーベアラー)」と呼ばれています。

 

ユカタンの伝統的マヤの中では、イヤーベアラーは太陽年の最初の日に起こりました。

その一方アステカでは365日のカレンダーの360日目に当たる260日カレンダーの日の後の日の名前を彼らのイヤーベアラーと命名しました。

どちらのシステムでもイヤーベアラーを計算するには、260日カレンダーと365日カレンダーに関する2つの基本計算が必要です。

まず、20の日の名前を365で分割すると、残り5が得られます。
したがって、各連続した太陽年の間、日の名前は5つの場所を進めます。

4年後、その年の名前がついた日は20けた場所を移動し、シリーズを始めた元の日の名前に戻るので、4つの日だけがイヤーベアラーになることができます。

次に、365を13で割ると残りは1になります。
そのため、日の名前は毎年5つずつ進みますが、イヤーベアラーの日の数字が始まると、13に達するまで数は1つずつ増えていきます。

 

イヤーベアラーとして選択された特定の4つの日の名前は、メソアメリカでは大きく異なりました。
最も一般的だった順番は、第3の日(夜)、第8の日(ウサギ)、第13の日(コーン)、第18の日(ナイフ)の名前です。

 

しかし、サポテカやその周辺ゲレロあたりでは、イヤーベアラーは「風」「シカ」「道」「香」の名前でした。
ポストクラシック後期の間では、ユカタン半島いくつかの民族ではさらに別のイヤーベアラーシステムを支持して使用していました。

(弓玉訳)
 

 

たくさんの小さな部落や集落があり、中央アメリカマヤアステカ民族を構成していましたので、多少の違いがあるのは日本も同じだと思います。

 

 

 

マヤの文化は「織りもの」「タペストリー」「洋服」などと一緒に織り上げられてきたといわれています。

 

現代では「本」に書いたり、絵や家宝のようにして、先祖代々から伝えられてきた大切な教えや物語りを伝承していますが、古代マヤの人々はそれぞれの世界観や古代先人たちからの知恵や教えを、織物として物語りを織り込んで、後世に伝えてきたそうです。

素敵な伝統ですね~キラキラ

 

 

 

 

 

こちらの動画は、マヤの人々がどのようにして文化を織り上げて、身にまとっているのかをお話ししています。

 

 

 

 

 

チチカステナンゴの女性協同組合ウッツバッツのマヤ織機、ルシアは、次のように述べています。

 

「これらにはすべて意味があります。 例えば、キッシュでは、蛇のデザインを持っています。なぜならそれらは私達の先祖が登って彼らの周囲を見ることができた山を意味するMの曲線のような曲線を持っているからです。 また首は太陽を表し、角は4つの基点バラムを表しています。」

 

 

 

 

20日から「道(Eb)」が年の守護者となり、一年間を見守りながら政治的にも経済的にも影響を与えていきます。

 

 

道の年は穏やかで、物事を優しく見守りながら実りをもたらすようにと精霊が働きかけてくれるはずです。

 

そしてこの日をまるで知っているかのように

「月」は最も大きくなる満月でエクストリーム・スーパームーンとなりますドキドキ満月

 

 

国立天文台より

 

 

皆さまにとってマヤの精霊がたくさんの恵みと豊穣をもたらしてくださいますようにラブラブ

 

素敵なマヤ暦の新しい始まりとなりますように流れ星ハート