マヤ暦では11月2日から「風」のトレセーナ周期にはいりました。

 

 

「風」というナーカルはその他のサインと比べると、かなり象徴的で神聖な神秘的特性を帯びています。

 

20ある日のサインは「死」と「生」の二つのグループに10ずつ分けられるわけですが、「風」のサインは「死」のグループに属しながら「生」を代表する存在メタファーとなっています。

 

 

「風」の守護神は「ククルカン(ケツァールコアトル)」です。「死の神・ミクトランテクウトリ」と背中合わせになって、ボルジアコーデックスの表紙にのっています。

 

なぜ「風」のナーカルが「生」のグループの守護神として描かれているのかという詳しい学術的な文献や写本解説は見つかっていません。けれど「風」は白いケツァルコアトルといって「海の向こうから、あるいは天空からやってきた神の使い」という伝説をもっています。さらに「マヤ十字架に磔にされた象徴画もあることから、キリストと同じ「救世主」としてのメタファーでもあると思います。

 

 

人間はいずれ「死」を迎えます。

「死」は避けては通れないわけですが、この世界へと誕生する「生」は決して「天国」のような楽園ではありません。

この世界で生きること=苦しみや地上的なカルマや試練が否応なくついてくること

となるわけです。

 

なので「生」を代表するトーテムとなる顔は、「生」に光や希望、救いをもたらす善き訪れである必要があるのだと思います。

 

 

「風」の周期は「ジャガー13」が13番目に時を担ぐこととなっていますね。

ジャガーは冥界の王で「死」「暗闇」の頂点に君臨している「強者」のトーテムです。

 

救いの光がもたらされることと、冥界の王ジャガーが天と合体することとはどのような関係があるのでしょう!

 

 

私は今回の「風トレセーナ」のテーマは、「感情のコントロール」と「恐怖心の克服」ではないかと直観的に感じています。

 

 

 

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