マヤ暦「死・10」
すごいサプライズニュースが飛び込んできました
マヤ写本として正式に認定された最古のプレヒスパニックコーデックスに関する記事でした。
メキシコ国立人類学研究所(INAH)は、これまで「グロリアコーデックス」として知られていた写本を、正式に「アメリカ大陸最古となる本物のマヤ・コーデックスである」と認定しました。
民間人がこの写本を発見してから50年近くが経過しました。
↑メキシコ・マヤ・コーデックスとして正式認定された写本
チアパス州の洞窟に何百年も眠っていて発見されたとされる写本は、傷みと損傷もひどく、実際には20ページほどのものの10ページ分が失われている可能性もあるといいます。
これは現在知られている3つの「マドリード」「ドレスデン」「パリ」コーデックスのもう1つ「グロリアコーデックス」と名づけられていたものです。
しかしグロリアコーデックスについては、メソアメリカ危機の時代だったり、略奪で得られたらものだから、考古学的な記録や文脈がないはずだ、既知のマヤ写本文字とは異なっている、色が汚いなどの理由から、何十年も偽物であるとみなされていました。
↑パリコーデックス(マヤの写本)
プレヒスパニックのマヤ写本については、16世紀にディエゴ・デ・ランダによって、邪信教、異端とみなされ、カソリック聖職者ら多くの人の命令により「悪魔の書」として破壊され焼却されてしまったという歴史があります。
メキシコ政府が民間コレクターからこのグロリア写本を譲り受け、保全を第一に考えられたのち、詳細な検査を受けました。
文書の材料や図像、化学的特性や形態、計測、年表の照合やスタイル、象徴など様々な角度から調査され、信憑性を確認した結果、アメリカ大陸で最も古いプリヒスパニックの写本であると認定されました。
この「グロリア」コーデックスは、AD1021年から1154年の間のものと推定されました。
金星の天体的動きや観測に関して、あるいはマヤカレンダーについての暦占いが記述されているものです。
「メキシコのコーデックスマヤ(初めの名はグロリアコーデックス)は、アメリカ大陸最古の読みやすい先史時代の本物の原稿であることを誇っています。」
メキシコのシンポジウムに先行して記者会見をリードし、人類学者ディエゴ・プリエトヘルナンデス、人類学と歴史(INAH)の国立研究所の局長は述べました。
9月27日から10月末まで、メキシコシティの国立人類学博物館で展示される予定です。
行きたいけどな~~~
リンク:
Mexico News Daily "Chemical tests prove Mayan codex not a fake, say INAH researchers"
古代から現代へと、大地の神が守ってきてくれたおかげです
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