マヤ暦今日は「ヘビ・1」

「チクチャン(ヘビ)」のトレセーナ13日周期が始まりましたキラキラ

シンクロ期待できそうなヘビ周期

 

麻原死刑囚ほかオウム教団幹部6人の死刑執行と時を同じく流れるようにして、洪水被害の報道が次々となされていて、心痛みます。

昨夜は関東にも地震があって、先日の大阪地震といい東京周辺の地震といい、大地の女神に「お仕置き」されているかのような感覚を覚えますあせる雨

 

これ以上被害がひろがりませんようにお願い

オウム元教祖らの死刑執行報道のあたりから、しきりに「神秘体験」や「神格化」「洗脳」などの用語が使われています。

昨夜もTBS「報道特集・オウム元教祖ら7人に死刑執行」をみましたが、専門家たちもオウムに関連する人たちも、口をそろえて言っています。

 

「何も終わっていない。知るべきこと、明らかにされたことがないではないか!」

 

「神秘主義(Misticism)」とはどういうものでしょう?

 

宗教学辞典によると、神秘主義の定義は

「神、最高実在、あるいは宇宙の究極根拠などとして考えられる絶対性を、その絶対のまま自己の対面で直接体験しようとする立場:そしてその体験によって自己が真実の自己となるとする立場」

とあります。

 

精神分析学者のユングは神秘体験をして、その経験をもとにアーキタイプ(元型)について人間の無意識に潜んでいる型について分析をしました。

そういったような「神秘なる体験」は古代から現代にいたるまで、ありとあらゆる世界、人間に起こっていて、普通の人間意識にとって不思議で理解不能な現象です。

 

ユダヤ神秘主義は古いキリスト教グノーシス派の思考が関わっていて、「カバラ、ゾハール」などの理論で説明されています。

ドイツの神智学者ヤコブ・ベーメの教義はカバリスト的な考えをしていて、セフィロト(セフィロース)のなかに神そのものの本質や現われていると考えていました。

 

神秘的である秘儀への関心は、中世の聖書解釈からみると、4つの層があるといわれます。

 

・語義

・説教的な意味

・アレゴリー

・神秘的意味

 

ゾハールの書では、神の内なる隠れた生命がひとつの巨大な象徴体として中心に存在している。

そしてたえず新しい秘密の意味の層を発見し、奥義が伝授され啓示されたものにとっては、「自己の魂の内奥」でシェキーナー(神の内在から現れる光)と合一されると信じられていました。

 

かの有名な「パラケルスス」の「神と人との合一について」は、私もかなり以前に夢中で勉強したことがあります。

印象的な言葉としてのこっているのは

 

「この世には二つの知が存在する。永遠の知と死すべき知である。永遠の知は聖霊の光から直接に由来するが、もう一つの知は自然の光から直接に由来する。聖霊の光からの知はそれ自身に一つの種類しか持たない。それは正しい、完全無欠の真理である。自然の光からの知はしかしながら、それ自身に二つの種類を持つ。善き真理と悪しき真理である。善き真理は永遠の知と結びつき、悪しきものは永劫の罰と結びつく」

 

 

ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」 は有名ですが、この「ツァラトゥストラ」とは、ゾロアスターの宗祖でした。

ゾロアスター教 リンク

 

ゾロアスター教(拝火教)の教義の最大の特徴は、善悪二元論と終末論です。

ニーチェの思想の段階をたどっていくと、この「ツァラトゥストラ」が彼の中に光と影、善と悪、真理と偽りの矛盾を巻き添えにして、ニヒリズムや永遠回帰を生み出し、最終的に「神の死」をアレゴリーに含めた「無(umsonst)」にたどり着きます。

つまり絶対の無でも、相対の無でもなく、ただ繰り返されている「無」「無の円環」というグノーシスです。

 

 

強烈な神秘体験をしてしまうと、神秘主義や神の秘密に足を踏み入れることになります。

そこは死と生の崖っぷちのような象徴的な奥義が語られていて、頭が混乱するような教義がずらっと並んでいます。

ゾロアスター教だけではありません。

世界中到るところに秘密の教義はあります。

ユングとモナド論や「黄金の華の秘密」の曼荼羅神秘学にしてもそうですが、麻原やオウム信者が参考にしていたという「ゾクチェン密教」にしても、非常に神秘主義的です。

 

 

スピリチュアルなこと、魂や霊的なことを学ぶことと、神秘主義思想という体系を学ぶことは全く違います。

心や魂が救われる、霊的になる、ということと内なる神と遭遇するような強烈な神秘体験をするということは違います。

 

 

ゾクチェンでいえば、鏡のような心の境地を「悟り」といいます。

自己解脱こそが大いなる完成であり、己の本性が目覚める境地を知ることになります。

そのためにグルは弟子たちには厳しい規律に従わせ、指示をまもらせたり、強制的に人を変えようとは本当はしません

 

静寂な心の境地を見いだすために内なる目を開かせようとします。

しかしグルになるには入門儀式をおこない、どんなに厳しい修行でも行わなければなりません。

 

 

いろんなイニシエーションがありますし、パターンがあります。

すべて「秘密の教え」という場が守られている神秘教義体系です。

 

 

心が純粋で素直な若い人たちが、あるいはこの世界にうんざりしてしまっている若者たちが、新興宗教の勧誘をうけて通い始めることが増えているといいます。

 

「気をつけてください」

表と裏があることを忘れてはいけません。

 

Have a nice day帽子口紅