皆様に大変残念なお知らせです

ライターであり、私のファンクラブも司会等で長年手伝って下さっていた
大原薫さんが15日ご逝去されました

約5年くらいでしょうか闘病されていました
彼女らしくその病気を重く話すこともなく、
人を心配させないよう最後まで気遣いの過ぎる方でした

なので、まさかこのように早く旅立たれるとは、
愚かな私には全くわからないことでした、
それどころか
大原さんのお気遣いあるメールに、
日々元気になられてきたのだと思っていた程で、

先月の私のディナーショーも、そろそろ気分転換にでもいらっしゃいませんかとお誘いしたほどです

「もう少ししたら是非、」
なんて言葉を鵜呑みにしていた自分が、
今大変悔しいです

思えば本当に彼女らしく、
辛く苦しいこと、最後まで弱音を吐かず冷静に、
全く日常と変わらない接し方を見事に振る舞っていらっしゃいました

あまりに見事すぎて、
薫ちゃんらしいと思う気持ちと、、
もっとむき出しに感情を分けてくれたらよかったのにと思う気持ちで今、心ざらつく後悔もあります

でもこれはきっと、
演劇を誰よりも愛し、演劇に携わる方々や、そこにたつ役者を作品を敬愛し愛し続けた、
まさに演劇に生きた大原薫さんの美学なのだろうと思っています

長くなりましたが、
ここにご報告と、
大原薫さんというお人柄を少し語らせていただきました

皆さんにも数々の思い出があることと思います、
少しずつ少しずつですが、この現実を受け止めて、、
胸に大事にしまってまた歩き出したいです

きっと今彼女は、こんな取り止めも無い私の長文を見て、

「先に進めましょう」
と、
素敵な低音で照れ臭そうに笑顔で進行している気がします

人として、女性として、ライターとして、見事な方でした。

博学多才でどなたにも愛ある大原さんとの時間、温かくて感謝しかありません

ここに、
十代から共に歩いてきた私達なので、
少し写真を添付させていただきます

彼女が早稲田大学生、私が宝塚歌劇団に入って2、3年でしょうか
懐かしいです

大原薫さん、
貴方に出会えて私の人生は豊かでした
ありがとうございました

心より

真矢ミキ