BarBarBarライブ♬ | MAYAオフィシャルブログPowered by Ameba

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昨夜のBarBarBarは忘れられないLIVEとなりました。
日本を代表するトロンボーン奏者片岡雄三さんを迎えてのライブという事で勿論素晴らしい内容になるに決まってるのは解っていたのですが、それだけでは収まりきらない背景がこの日のLIVEにはありました。

私としてはこの日どうしても聞きたい曲があり、片岡さんのオリジナル曲Turkish Trainを事前にリクエストさせていただいておりました。この曲のタイトルはジャーナリスト後藤健二さんが曲名をつけられたという曲。片岡さんと後藤さんは学生時代ブラスバンドで同じ時を過ごした親友との事でした。トランペットをされていたそうです。リハ後に後藤さんの事を色々お話して下さり私達演奏者も熱いものが込み上げてきました。

そして迎えた本番。1stステージからいつもとは明らかに違う気迫。研ぎ澄まされた鋭くも温かいサウンド。あんな演奏をされる片岡さんは見た事がなかったし、また私達もその渦に同化して行くのがわかりました。
片岡さん、複雑な心境の中で思い出の一曲を演奏して下さってありがとうございました!
片岡さんの演奏によって、お会いした事もなければお話した事もない後藤健二さんが、身近にいた知人のような存在になり、涙が込み上げてきました。この曲を数年前に客席から聞いていた後藤さんの心情を感じながら、私も静かに聞かせて頂きました。

私達の世界はどんな状況でも歌い、演奏する“音”を出す業です。しかしその音には楽だけではない種類があって、尋常じゃない感情、魂の叫びを含んだ音色があります。そんな見えるはずの無い音が見えた夜でした。
片岡さんはじめ、遠藤君、新岡さん、松尾さん達と同じステージで同じ気持ちになり演奏出来た事に心から感謝です。

写真は遊びに来て下さった山口いづみさんも含めての終演後の物と差し入れさせて頂きましたバレンタインの手作りマクロビクッキーです。