先日友達と話していて
くも膜下出血の治療
で

最後の手段として
麻薬
を投薬した事を

思い出したので
その経験した事を
お伝えしようと思います
くも膜下出血になり
ICUに入院中
この世のものとは思えない
頭痛

止まらぬ嘔吐
の為

先生も看護師も
「痛かったら我慢せず
鎮痛剤として
色んな薬用意しているので
言ってください」
と言われていた
以前から書いてるように
元々健康な私に取って
使用出来ない薬
は無い

通常の痛み止めから
始まり
それが効かなければ
点滴に薬を注入と
あらゆる方法で投薬

看護師が点滴
に投薬しながら

「もし、この薬で
効かなかったら
後は麻薬
しか無いです」


と言われたのを覚えている
この日の夜の夜勤には
2人の男性の看護師
もう我慢出来ない頭痛



ナースコールで来てくれた
看護師は
「わかりました
先生に連絡します」
(つまり麻薬投与の
許可をもらう為だと思う)
時間は
私の記憶では真夜中

静かな病棟で
電話で話している
様子が聞こえてくる
こんな時間にまで
担当医の先生は
電話とはいえ対応してくれてる
それからしばらくして
看護師が来て
麻薬
を点滴
に入れられた


その後しばらくして
今までに経験したことのない
異変が現れた





おそらくこれが
世間で言う
「幻覚」
って言うものなんだと思う

さっきまで
献身的に看護してくれてた
2人の男性看護師が
すぐそこのナースセンターで
大きな声で笑いながら
話している

目を閉じると
私の脳裏には
訳のわからない数式が
止めどなく流れる

目を開ければ
私の事を嘲笑うかの様な
笑い声



目を閉じれば
コンピュータの画面を
見ている様な
数式が流れて行く



怖すぎて
声も出ない

とれくらい
この恐怖と戦ったのか
覚えてないけど
次目覚めた時には
いつもの優しい
看護師さん達がいた
医療麻薬
とは言え

私にとっては
今から思えば
凄い経験だった

その後
頭痛が治った訳ではなく
まだまだ続く
頭痛と嘔吐に闘う日々
だけど
麻薬を経験したのは
2度のくも膜下出血で
この一回だけだった