切り刻まれた服

Facebook を開くと

たまにその日の数年前に

アップした記事が

サイトの一番上に

出てくる事がある

時々あるので

私にとっては

ただ懐かしいなー位で

時間的余裕があれば

出てきた写真を見直す位なんですが

今回は

驚いた

今回アップされた写真は

5年前の今日

娘世代の友達と2人で

安い航空券が買えるから

という事で

急遽決まった「鹿児島」へ

2泊3日の旅行へ

何枚かアップしてる

写真の中で

1枚の写真に

目が止まった

これはレトロな駅舎での

１枚の写真

普通に見れば

普通の写真なんですが

実はこの写真で着てるのは

この頃の私のお気に入りだった服

この服が今はもう

私の手元にない服でした

どうしてないのか

それは…

捨てた訳でも

サイズが合わなくなった訳でも

ない

実は

突然くも膜下出血になり

救急車で病院に運ばれ

消えゆく意識の中で

看護師さんが

「服を切りますね」と

言われた時に着ていたのがこの服

2ヶ月あまりの入院を終え

帰宅した家の和室に

ポツリとあった

青いビニール袋

娘に「これ何」と聞くと

「お母さんが倒れた時に着てた

切り刻まれた服

私は怖くて

一度も見てない」

と言った

恐々

覗いてみると

無惨にも切り刻まれた

この服が入ってた

まるで医療ドラマの様に

今日たまたま開いた

Facebookに出てきた

この服を着て

笑顔で写る

5年前の私

まさか

一年数ヶ月後から

壮絶な闘病生活が待ってるとも

一緒に旅行に行った友達も

その後素敵な旦那さんに出会い

今では2人の子供のお母さん

5年なんて

あっという間

の様な気もするけど

今、振り返ってみると

5年って長いのかも

これからまた5年

どんな日々が待ってるんだろう