集中治療室体験談②
今このブログを書くに当たって
私は
何時間の手術だったのか

術後、意識が戻るまでに
どれくらい掛かったのか

何も知らない事に気付いた

(ただただ今を生きるだけで必死で
そんな事を質問する事すら
忘れてたんだと
)

気付いた時
カーテンで少し仕切られた
ベットに沢山の医療機器を
付けていたのは
覚えてます

顔を動かす事も出来ないので
自分がどういう状況に
置かれているのかも
わからなかった

沢山の医療関係者に
助けてもらった命でしたが
申し訳ないとは思いますが

「こんなにしんどいなら
このまま死んだ方がマシ
」

と思ってしまう程
大変な時間だったのは
覚えてます
次の日(定かでは無いですが)
少し病状が安定したのか

もう少しカーテンで
しっかりと仕切られた部屋に移動

この時に
子供達と弟が面会(2回目らしい)に
来てくれたけど
喋ってる事は理解出来るけど
私は言葉を発する事も
ままならない状況

後から弟から聞いた話ですが
術後に会った私は
顔面蒼白で
「助からないかもしれない」

と思ったそうです
それから数日後
次に移動したのが
ICUの個室

ICUに入院しているだけでも
十分凄いのに
そのICUの個室

しかも2週間

まだ自分の状況を
よく把握出来て無かったので
個室に移動した事で
更に自分のなった病気の凄さを
実感したのを覚えてます

余談ですが
通常普通の病院なら
患者さんの病状に合わせて
退院などを決めますが
ICUは最長2週間

と言う決まりがある様で
それ以上はいられない
システムみたいです

(2つの病院のICUに
入院しましたが同じでした)
私が入ったICUの個室
は

無菌室

(私が使ってる時は無菌では
なかったと思います)
一般病棟で個室に入ってるなら
お金あるのね

なんて自慢になりますが…

ICUの個室は
どう理解すれば良いのか

ここの個室は
テレビ
もシャワーもトイレ
あります


だけど
超重病人
が入る所なので

普通の個室とは違い
テレビ
はサウナに入った時にある様な

一枚ガラスの向こうにあり
トイレ
、シャワーは

独居房の様な
カーテンに仕切られてるだけ

一つ目の病院のICU
は

スマホ使用
が禁止
されてたので


写真など撮れなかったですが
(二つ目の病院のICUは
スマホ使用はOKでした)
ほぼ窓もなく
外の景色も見れず
身体に纏わりついてる
(私の命を守ってくれてるのですが)
医療機器で寝返りをする事すら出来ない

ただただ
この世のものとは思えない
激痛
と

何日も治ることの無い嘔吐
に

耐えるだけの日々

いつ終わるかわからない
この苦痛を
いつもいつも励まして下さった
先生
看護師さん達


「絶対に少しずつ楽になるから」
その言葉を信じて
あらゆる投薬で
苦痛を必死で和らげて下さる
医療関係者の方々には
感謝しかない

1日何度も
そして
休日まで私の様子を
見に来て下さる担当医

ICU
と言う事で

恐らくマンツーマンじゃ無いかな

って思う位
毎日私に寄り添って下さる
看護師さん

私の医療機器が
真夜中でもお構いなく
鳴り響けば
慌てて駆け付けて下さる
看護師さん

余談ですが
昔は看護師さんと言えば
女性の仕事でしたが
最近男性の方も増えてる事は
知ってましたが

ICU に来てビックリ

男性の看護師さんの多い事

もしかしたら
男性の方が多いんじゃ無い

って位
救命救急の看護師さんは
友人もやってるので
知ってましたが
普通の看護師さんでは無い

つまり
男性の方が目指す看護師は
こう言うスペシャリスト
なのかも


って思ってしまいました
(ICUから一般病棟に行きましたが
どこの病院も
一般病棟では
ほぼ男性の看護師さんは
みる事は無かったです)
そんな手厚い看病のお陰で
人間って凄い

もちろん日によって違うけど
少しずつ良くなっていく事を
実感

手が少し動かせる様になり
ベットで少し体を自分で
動かせる様になり
ICUでの生活を
観察出来る様になった

書き出したら
書きたい事てんこ盛り

また続きは次回
