前回のブログで
私の脳動脈の血管内に
コイルがある話を
書きましたが
今回はその経緯について
詳しく書こうと思います
1回目のくも膜下出血の時
破裂した瘤は
破裂する確率0%の小さな瘤
(担当医がデータを見せてくれました)
小さくても破裂してしまうと
くも膜下出血を経験された方ならわかる
痛みと苦しみ
と不安
と恐怖
と戦った
ICUでの2週間
緊急手術で出血を止める為に
一般的になった
「コイル塞栓術」を受けた
この時点で
私には破裂した瘤以外に
その近くにもう一つ
同様の破裂率0%の瘤がありました
普通なら様子見レベルの瘤ですが
今回その大きさで破裂した事もあり
万が一の為に
その未破裂瘤にも
同様の「コイル塞栓術」をしました
それから2週間後に行った
「脳血管造影」と言う
何度やっても私には辛い
精密検査をして
手術部位に異常が無い
と言うことから
一般病棟へ午後から移動
そして、移動した後
脳神経外科医全員の巡回があり
(テレビドラマの様に
10名位の医師が並び、
担当医が説明)
忘れもしない脳神経外科医長が
(女性の方でした)
おっしゃった
「くも膜下出血になって
ここまで元気になって、
後遺症のない人
初めて見ました
奇跡ですよー」の言葉が
今でも忘れられない
そこで、初めて
「くも膜下出血」に無知だった私も
私に奇跡が起こったんだと認識
だけど…
次の日の早朝
トイレに行って戻った途端
激痛でベッドに倒れ込み
ナースコールを押すのが
精一杯の状態に急変
ナースコールでやって来た
看護師さんも
ベッドに登ることさえ出来ない
私を見ても
前日の点滴を持ちながら
歩ける私を知ってるので
そんなに危機感の無い様子
たぶん、あまり覚えてないけど…
その後、担当医の先生が病室に来られ
私の様子がおかしい事に気付かれ
検査
その結果
術後2週間経つと
閉塞したコイルは固定されたと
判断される筈なのに
私の未破裂瘤に入ってたコイルが
血管内に流れ出てしまい
血管を圧迫し
「脳梗塞」に
なってしまいました
小さい瘤が破裂する事も
あり得ない事
2週間経過後に
コイルがほどけ
血管内に流れ出てしまう事も
あり得ない事
こうして
奇跡の生還のはずの私は
脳梗塞による
「高次脳機能障害」に
なってしまいました
コイルによる
「脳梗塞」については
次の日ブログで書かせてもらいます
くも膜下出血になる
数ヶ月前に行った
長野の「戸隠神社」の杉並木
マイナスイオンパワー貰ったお陰で
何度の苦難も
乗り越えられたのかなー