死刑台のエレベーター | コーキのテキトーク

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1950年代、フランスの映画は、大きな変革期を迎えていた。



フランソワ・トリューフォーやゴダールといった若手の映画監督が台頭してきて



それは、うねりとなり、ヌーヴェルヴァーグと呼ばれる新時代を迎える。




その中で、若干25歳で彗星のように現れたのが、ルイ・マル監督である。



彼は、マイルス・デイビスの曲を使い、「死刑台のエレベーター」を作り上げた。



全編モノクロ。



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■ 1957年制作 「死刑台のエレベーター」

   主演 ジャンヌ・モロー



物語は、夫の殺害を企む女が、愛人の男と手を組み、


夫の殺害を実行する。


男が実行犯となり、女の夫を殺害する。


完全犯罪のはずだったが、逃走の祭、エレベーターが突然止まり、


男は閉じ込められてしまう。


いつまで待っても、やってこない男を待ち侘び、女は夜の街を彷徨い歩く。


当時としては、斬新な手法と意外なストーリー展開で、異例の大ヒットとなった。



この映画が、50年のときを越え、リメイクされた!





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■ 2010年制作 「死刑台のエレベーター」


出演 吉瀬美智子 阿部寛 津川雅之 玉山鉄二 柄本明ほか




試写会があったので早速見に行った。


ハリウッド映画は、脚本の枯渇により、リメイク映画ばかりが台頭しているが、


なんとか日本映画は、頑張って欲しいと思っていたが、最近はリメイクものばかりである。


何故いまこの映画をリメイクする意味があるのだろうか?


まずそこに、シンパシーを感じない。


この映画の主役は、女性である。


50年前は、ジャンヌ・モローが演じ、今回は、吉瀬美智子が演じている。


女性の考え方も、50年経てば変わってくる。


まずそこが、昔のままだから面白くない。


50年前の映画は、その当時の女性の考え方だから、普通に見ることができるのだが、


それをそのまま、再現しても面白いわけがない。


それと、女性が主役であることを捉え、ちゃんと女心を描ききれてないのが、


最大の失敗の原因だと思う。


昔のストーリーを、そのまま継承するのであれば、もっと主役を魅力的に描いてほしかった。


かなり残念な作品に仕上がっている。



もし僕が、リメイクものを頼まれたら、「酒とバラの日々」をリメイクしたい。


「酒とバラの日々」は、「死刑台のエレベーター」から、数年後に製作された


アメリカ映画である。


最近頻発するドラッグ問題、何故人は中毒になっていくのか?


そういったテーマが、この映画には刷り込まれているからだ。


よっぽどこの映画の方が、現代人にしっくりくるし、



大変な意味があると思う。



しかし、こんなにリメイク映画ばっかり製作していていいのだろうか?



なんだか日本映画も、ハリウッドの様に衰退していく気がする。