月一ベースで義実家に行くんですが、義母はとある宗教を信仰しています。
世間一般的に評判が悪い宗教です。
──といえば、これを読んでいる皆さんは何個か評判が悪い宗教が思い浮かぶと思うんですが、まあそのあたりで間違っていないと思います。
子どもたちが巣立ってから入信したので、夫や義父、義兄弟たちはその宗教を信仰していないんですが、義実家にはその宗教の祭壇のようなものがあります。
(なんて呼べば良いのかわからないので、便宜的に祭壇と呼びます)
祭壇があるってことは夫から聞いて知っていたんですが、今日はじめてその祭壇を目にしました。
人の家の祭壇の扉なんて勝手に開けないけど、突発的に義実家を訪ねたもんだから、祭壇の扉が開いたままになっていてね。
そして、義母は不在で義父だけが在宅していました。
義父はその宗教信者じゃないから、義母の祭壇を隠す(扉を閉める)とかの気づかいもない。
義父の退職金を宗教への献金でずいぶん溶かしたらしい(夫談)から、義父も被害者なんですよね。
義母は騙されやすい人で、投資詐欺やネズミ講とかにも過去に引っかかっていたことがあるらしい(夫談)。
友だちが多いわけでもないので、今は宗教でできた繋がりが友だちなんだそうな。
そのため、宗教での人づきあいがなくなれば、世間との繋がりも希薄になり、義母も良い年なので痴呆の危険性も高まるかもしれないから、無下に宗教を禁じるのも良くないんじゃないか?
という事情があり、今後は多額の献金はしないのであれば、と黙認されている状態。
とはいえ、義母も引け目があるので、私たち夫婦が訪問するときは祭壇の扉を閉めている。
義母は嫁の私がどこまで知ってるのか、それとも何も知らないと思っているのか、どっちなんだろうね。
義母から宗教の話をされたことはないんだよね。
うん、謎。