ご訪問いただき、ありがとうございます
首相辞任のニュースで持ちきりの週末。
病気と長年付き合いながらも8年近く政権を率いた事には、
私はお疲れ様ですと言いたい。
が、しかし
森友・加計学園、桜を見る会などのさまざまな問題をこのままフェイドアウトさせず、きちんと説明責任は果たすべき
今後の日本はどうなるか…
さて、
先日綴っておりました貴船詣からの続きをもう少し。
(長々とすみません)
貴船神社本宮の少し手前に、こんな標識があります。
ここから貴船川を挟んで東側は鞍馬山、
鞍馬寺の境内になります。
貴船神社にお詣りするなら鞍馬寺もあわせて行きたいと思っていました。
ここから鞍馬寺に行くルートは
①貴船口までバスで戻って叡山電鉄(今はバスで代替輸送)で鞍馬まで
②山道を越えて行く
の2パターン
今更、来た道を戻るのは意に反するという事で、
山を越えてみることに。
愛山費300円を払って入山します。
しかし…
いきなり本格的な山道&急な上り
というのも、この山越え
鞍馬寺 貴船神社 のルートが一般的
その逆は、上級者ルートと言われる…
上り始めて納得
それにしても、この木すごいなぁ…
その後、すれ違う方達はたくさんいるものの、
私と同じ進行方向の人はいなかった…
なんてチャレンジをしたんだ、私よ
そして上りはじめて突然
スマホがおかしくなった…
ブラックアウトした後、普通はホームボタンを押したら画面が明るくなるところ、
全く反応せず…
仕方なく再起動しようとボタンを長押しすると
再起動はせず、画面が明るくなる。
そして再びブラックアウト。
ある地点を過ぎるまで、ずっとこの繰り返しでした
スタートから歩くこと30分近く
魔王殿
太古の昔、護法魔王尊が降臨した地で
鞍馬山随一の聖地と言われます。
私は特別な何かは感じませんでしたが
山道を上ってきて息があがっているはずなのに、
ここに着くとすっと落ち着いて、
心地いい空間でした。
魔王殿からさらに歩くと、
牛若丸(後の源義経)が 天狗僧正坊と出会い、兵法を学んだ地とされています。
大きな杉の木の横に建つのは
義経堂
奥州で命を落とした義経の魂は、
ここ鞍馬山に戻って来たと考えられていて
「遮那王尊」となってこちらに祀られています。
さきほどのスマホ
この僧正が谷の一帯を過ぎると
突然勝手に再起動して、その後は正常に動きました
さて、次に見たのは
背比べ石
(柵の向こうに見える石です)
牛若丸が奥州藤原氏へ旅立つ前に別れを惜しんで背比べをしたとされます
そしてここから振り向くと広がっているのが
鞍馬山の地質が硬いため、
杉の根が地中に入らず、岩盤に遮られて地表に露出しています。
こんな道がよく見られました。
牛若丸はこんな道で鍛錬を積んだんですね〜
この辺り、もう神秘的というか
生命力がビシビシ伝わってきます。
その頂点だったのが、
大杉権現社
樹齢1000年の大杉が御神木ですが、
昭和25年の台風で折れてしまい、
15メートルの根幹だけが残っていたそうです。
しかし、2年前、平成30年の台風で完全に倒れ、以前はあったお堂もなくなっています。
屏風坂の地蔵堂
牛若丸が兵術鍛錬に行く途中で喉の渇きを潤したという「息つぎの水」を経て
やっと鞍馬寺の本堂へ到着です
ちょうど1時間でした
ゴール
いや、ほとんどの方はここから出発されるのです
そして私も、
鞍馬→貴船ルートを全力でおすすめします(笑)
しかし、今回の山越え、
午前中とはいえ、ほの暗い雰囲気の場所も多かったのですが、
気味悪いとか、怖いとかは全くなく
守られているような不思議な感覚でした
山全体が鞍馬山の境内という聖域にあたり、
その強いパワーゆえに途中で気分が悪くなる方もいらっしゃるとか。
スマホの現象もきっとその影響かな
無事に越えられたということは
歓迎されていたと思っています
左下の赤丸から出発して、真ん中上の矢印まで、1.5キロぐらい
いい汗かきました〜
長文、最後までお読みくださり
ありがとうございました
次回は鞍馬寺の様子を少し綴り、
終わりとなります