それから駐車場まで歩きながら、
わたしはかるーい感じでtaに話をふってみました。
「taさ~、最近レッスンちゃんと出来ないでしょ?
先生が眠くない時間のレッスンにお引越しした方がいいかもって言ってるんだよね」
「・・・・・・」
「先生も友達も変わるけど、昼間のレッスンってどう?」
「先生と友達が変わるのはやだ」
「・・・だよね~。
そしたら、1時間全部じゃなくてもいいから、ちゃんと話を聞いてやる事やれるようにならないと。
じゃないと、先生これからレッスンできないかもって」
「・・・・・・」
注 : この「・・・」は神妙に考えてるとかではなく、聞こえてないふりで見えない敵と戦っているところです。
「ママの話わかった? 」
「わかったわかった!」
とこの時はこれで終了。
翌週はお休み。
しばらくその話には触れないまま1週間以上たち、ある日宿題のホームワークをやっている時、
「次のレッスン、ちゃんとできるかな~」と呟いてみました。
「ta、もうピアノ(ヤマハの事ね)やめるわ!」
(えっ)
でもこれは時々taが言うセリフ。
ちゃんとできるか自信がないから言ってるんだなと解釈。
「えー、先生taの個人レッスンするの楽しみって言ってたよ~」
「ta、個人レッスンだけにする」
「個人レッスンだけだと先生変わっちゃうんだよ」
「え、そうなの」
という会話をしていたら、隣で勉強していたkaが
「ta、グループおもしろいよ! みんなでアンサンブルとか弾くの楽しいよ! 個人はkaもやりたくない時あるけど、いろいろ弾けるようになるの楽しいよ!」
と明るく援護射撃するではありませんか
迷える弟に手を差しのべる優しい姉の姿である反面、
遊ぶのを我慢して練習するのが自分だけになるのは避けたいという、打算的な心情が垣間見える気がするがそこには目をつぶろう。
言い過ぎもプレッシャーになるだろうと思い、その場もそこで終了。
次のレッスンがどうなるか、
taは音楽に、ピアノに、ヤマハに向いていないのか、
グループがダメなのか個人でも出来ないのか、
進路をどうしていくのか。
モヤモヤ落ち着かない日々を過ごし、
レッスンの日を迎えました。
次回、その後レッスンにて。