しばらく更新できませんでした。

2月末は1週間東京で研修。
宿はネット環境無し。

帰ってきてさっそく更新、と思いきや、
オロナ●ンCのかかった愛用のノートPCがやはりダメに。

古いデスクトップを倉庫から引っ張り出し、
セットアップに丸3日。。

なんとかネットできるようになったけど、
256は重い。。

新しいPCが欲しいけど、お金がない。

3月末に東京へ引っ越すので、
何かとお金がかかるのです。。

しばらくは我慢かな。

『ナガオカケンメイのやりかた』読了しました。
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自分へのお役立ち度
★★★★★

昨年、『ナガオカケンメイの考え』を読んで非常に感銘を受けました。

勉強になる、ためになる、本は10冊に1冊くらいは見つかるかもしれませんが、

読むと、元気が沸いてくる、活力が与えられる、本は1年に1冊、会えるか会えないか、

だと思います。

『ナガオカケンメイの考え』はそんな希少な本の1つでした。

しかも、この本は、読む人に元気を与えるために書いた本ではないのです。

“売り場をもつデザイナー”であるナガオカケンメイ氏が、

自身のブログで書き綴った日常が、ただ書き綴られているだけ。

にもかかわらず、なぜだか読むと元気になるのです。



さて、そんな『ナガオカケンメイの考え』の続編である、

『ナガオカケンメイのやりかた』ですが、

期待通り、素晴らしいものでした。

『ナガオカケンメイの考え』をすでに読んでいるので、

1作目ほどの衝撃はありませんでしたが、

あらためて、心が潤されるような感じがしました。


ナガオカ氏の著作を読んでいると、もっと一生懸命生きなきゃ、

何をやっているんだ自分は!と思えるのです。

ただ漫然と過ぎていく日々に不安を覚える方、

なんのために働いているんだろう、生きているんだろう、

という迷いをこの本は吹き飛ばしてくれます。

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試しに何かをする時に、ひとつひとつの行動にこう問いかけてみればいい。

「これって僕っぽいか」と。
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日常は「なくなる」の連続。「なくなる」前にその意味や恩に気づくことができたら、

なんて素晴らしいでしょうか。これはどんな職業にも当てはまることだと思うのです。
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ぼ~っと読んでいると読む飛ばしてしまいそうになる一文一文ですが、

そのひとつひとつが示唆に富んでいて、考えさせられます。

ぜひ、じっくりと読んでみてください。

『経営予測エイジ』を購読しています。

2月号が届いたので、パラパラと目を通しました。

目次を見て一番目を引いたのは、
P16「現代日本の若者たちの驚異的な『無欲』さ」という記事。
NEWS SOURSEは、
宝島1月号。筆者は、大前研一氏。

いま、25歳くらいの若者を見ていると、「日本人は一昔前とはすっかり変わってしまった」という思いがする。とにかく欲がなさすぎるのだ。

書き出しから、ドキッとする文章。

大前氏が述べる、「現代日本の若者に欲がない」理由を要約すると、

いまの20代前半の若者は、「バブル崩壊」を少年期に迎えており、
物心がついて以来、日本の未来に希望をもたせるようなニュースを聞いたことがない。

それが「真」である、という前提で若者の深層心理を推測すると、
無欲である要因が、以下の2点挙げられる。

①高齢者が金を貯めこんでおり、若者に資産が回っていかない。
②お金がなくても暮らしていける環境がある。

若者の無欲化は日本経済に大きな打撃を与える。
依然世界トップレベルである日本の若者の知的潜在能力を引き出すため、
意欲と希望をもたせるような動機付けに真剣に取り組むべきだ。

以上のような内容ですが、
日本の若者に欲がない理由を現役の(?)25歳なりに述べさせてもらおうと思います。 
そもそも、私は、「日本の若者に欲がない」、とは思っていません。

私自身、お金が欲しいですし、出世もしたいです。
もちろん私は、現代日本の若者の中で特殊な存在ではありませんがそのように思っています。

現代日本の若者にだって『欲』はあるのです。

ではなぜ、『無欲』に見えるのか。
それは『欲』はあるけど、それを叶えることを『諦めている』からだと思います。

それを『無欲』と言うのだ、と言われればそこまでですが、
『欲』は間違いなくあるのです。


ではなぜ『諦めて』しまうのか、
それは『取引コスト』の考え方で説明がつきます。


『取引コスト』については、
ベストセラーになった「スタバではグランドを買え!」にわかりやすく書かれていますが、
『「時間と労力(手間)、余分なおカネの支出、他の資産の使用、心理的負担」といったものが、買い物の代金とは別にかかること』
わかりやすく言うと、
徒歩15分のスーパーで買えば98円のペットボトルのお茶を、
家の前の自販機で150円出して買っちゃうときのスーパーへ行くめんどくささ(時間がもったいない、歩くのが辛い)のようなものです。

現代の若者は、
「頑張ることで得られる対価(お金や地位)」と「頑張らないことで得られるラクさ」、
を天秤にかけ、
往々にして、後者をとってしまうのです。

15分も歩くくらいなら、1.5倍のおカネを払っちゃう、というのと同じです。

意欲的に働くこと、は現代日本の若者にとっては、
「取引コスト」が高いのです。


家に近いけど価格が高いコンビニと遠いけど安いスーパーは、
それぞれ競争をしながらも両方生き残っています。

しかし、
取引コストの高い「意欲的労働」と取引コストの安い「無欲行動」の競争は、
20代という年齢層において、後者が勝とうとしています。

前者は生き残りを賭けた工夫をしなくてはなりません。
スーパーに負けないように、
自社ブランドの低価格商品を出すコンビニのように。


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