札幌市動物管理センター福移支所
酷いお顔の子猫がいました
口から血を流していました(泣)
眼球も眼底出血があります
尻尾の先
どーなったらこんなふうになるのか…
えー……剥けている…
見てしまった………
あー、見てしまった………
もうしばらくは負傷猫の受け入れはしないつもりでいました。
すごく悩みました。
保護出来るか、本当に悩んで
ケージの前に1時間いました…
正直、すでに人手も経費もパッツンパッツン。
キャパオーバーの現状です。
「保護したところで、しっかりとした医療を受けさせてあげれないかも………。
でも明日から土日…
土日を何とかセンターで乗り切って月曜から誰か貰っていってくれる可能性は?
こんな酷い怪我で貰われないよね…
いや、そもそも土日で様態が急変するかもしれないじゃない。でも、ねこたまごで保護するなら今はシェルターに置くしかない。
けど、センターにいるよりは見てあげられるし……(そして最初に戻り無限ループ)」
ぐるぐるぐるぐる考えて、LINEや電話で相談して1時間。
その間も
結局連れてきました
もう本当に限界だね、と話してたんですけど。
置いてこれませんでした
スタッフ一同、「何とか保護したい!」
と。「医療費は負担するから連れてきてほしい」とまで申し出てくれて、皆の強い後押しに決心がつきました。
すぐに病院へ連れて行き
レントゲンを撮ってもらいましたが
ただ、
下顎の骨から下唇の肉が剥離し、一部腐食していました
ちょっと閲覧注意です
ようはベリっと肉が剥がれているようなのです
骨、見えてます
痛そう(泣)
眼球も出血していますから、顔面を何か強打したのだとは思いますが、何で下唇が剥がれたのか。
何でお顔と正反対にある尻尾の先の肉がまるっとそげ落ちたのか………
不思議
何があったのだろう
凄いね。痛いだろうに強い子だね。
保護名は「謙信くん」になりました。
シェルターに政宗がいるから謙信です笑
(伊達政宗に上杉謙信ですよ)
今日はすでに夜遅いこともあってシェルターに置いておくのは心配でしたが
謙信のお世話と経過観察に
ねこたまごスタッフのとっき~さんがシェルターに泊まり込みでケアしてくれる事になりました
トイレはちゃんと使えるかな
排尿・排便は問題ないかな
歩行は問題ないかな
ご飯はどんな種類がいいかな
薬をあげるのにはシリンジかなご飯に混ぜていいかな
個人宅でケアするのと違い、これから謙信のケアをするにあたり観察しておかなきゃいけない事が沢山あります。
泊まり込みでお世話をかってくれたとっき~さんに感謝
ボランティアさん達やスタッフ達の献身的な保護猫への愛情にはいつも本当に助けられます
ねこたまごの活動は
沢山の人達の、命を想う気持ちに支えられています。
ご支援くださる方
cafeを利用くださるお客様
ボランティアさん
ブログを拡散くださる方
保護猫から家族に迎えてくださる方
ひとつの命を、多くの「手」が救い上げてくれてます。
謙信
頑張ろうね。
花子が引き合わせてくれた「縁」だから。
元気になろうね