出火は原作版か映画版(続編)かどっちだ?? | May1993-2022アーカイブ

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色々事情があって自転車に乗らなくなって2、3年経つ。

買い物はもっぱら徒歩。

以前は自転車で遠出もしていたけど、歩きだと時間的にも体力的にも距離に限界がある。
それでも歩いて歩いて歩くと、自転車の時よりも景色の流れがゆっくりなので四季の移り変わりを感じる。

今年は四月だというのに暑く、緑を見るとまるで夏の景色のようでもある。

人も世も激しく揺れ動き、変化が激しいのと同時に
地球の回転も変化してるのではないだろうか?

なんて思うほど。

[CLOSE/クロース]

「少年は取り返しのつかない事をして失うことによって青年になる」
を、そのまま表した映画でした。

https://youtu.be/vD0SXavbMDM?si=E2bk1gB05Vm3L9E6


「CLOSE/クロース」


素直な感動映画かと思ったら、しんどくてキリキリする映画だった。


映画は画面内だけで観るか、画面外も見るかで解釈も変わる。


心のない言葉を投げた子たちは何を見たのか。

画面内だけを見るとレオの方が[距離]の間合いが極端だけど、画面外も見るなら当然レミもそうだったのだろう。


レミの母はレオを許そうとしたし、許さないといけないと思ったけど、許せないから引っ越したと思う。


小さな歯車の軋みひとつが何もかも壊してしまった物語。


僕は昭和の鼻水にまみれた幼少時代の中で育ったから、残念ながら「少年」という残酷な美しさの思い出はないけど。

https://youtu.be/VSuxfb7Zi8g?si=4Dzq8L4oVmt69Dn2


「CLOSE/クロース」


アマチュアの俳優2人と聞いたが、アマチュアとはどこまで技術を持った子たちたんだろ?


怒りの感情で耳元から頬の付近まで赤くなる子がいるが、レオ役のエデン・ダンブリンの肌での感情表現に驚いた。


レミ役のグスタフ・ドゥ・ワールの感情のさりげなさが良い。


演奏会で客席のレオの存在が嬉しく大きかった反面、アイスホッケーの練習を見にいくと冷たくされる落差。


レミが去ってからあと、普通は思い出のカットも入りそうなものだけど、そんなカットは一切入れない。

彼はもう[居ない]のだから。


「CLOSE/クロース」は一般的に使われる[感動作]と違って、しんどくてキリキリする映画です。

個人的感想。


*感動の解釈は人それぞれなので。



https://youtu.be/oPIQgCzOERc?si=Gb9w2F0wlgFyfZQd

https://youtu.be/joSmaomkYKs?si=a5cyC_-1c2e6JSIc


出火は原作版か映画版(続編)かどっちだ??

https://t.co/wacBSTQY2Q