お題は「犬」 | May1993-2022アーカイブ

May1993-2022アーカイブ

May1993-2022アーカイブ

運動会終わりで学校は代休だけど
運動会疲れの気持ちを癒したいのか
「部活したい!」
と言うので、代休の日だけど稽古を。

この日はスジンがゲストに…

というよりも
スジンも演技の稽古に所用があって
では、演劇部の子たちの勉強にもなるので
「今日の一日はスジンの勉強のために三人とも付き合ってあげてな」
と伝えてスジンと稽古。

「ゾエア」終わりの三人と
「ホライズン」以降、演劇にご無沙汰のスジン。

ここで一度初歩的な稽古
というより
日にちは時間がない中であまりできなかった
大切は基本の稽古をいくつか。

スジンのキャラは相変わらずで
でも、やっぱりちょっと落ち着いたのかな。

いくつかのパターンの基礎稽古の後に
最後に「表現」の稽古をしてみる。

お題は「犬」

身体表現の稽古なので、犬がどんな動きをしていて、どんな佇まいをしていて、どんな雰囲気なのか。
犬をそのまま真似たところで犬らしくなるのではない。
身体表現の、実は奥深いところ。
でもこの子たちは今回が初めてなので、きっと最初はそっくりに形作るだろうと。
身体で表現してね。
と、前もって説明する。
ちゃんと説明した。

考える時間を与えなくて、パッと言われてパッとどう出せるかは
普段どんな観察をしているのか顕著に表れる。
なので4人があたふたしだすけど、一切待たずに

「はい!スタート!」

と手を叩くと

リファは状態を起こしたような犬のポーズを悩みながら
ソエは素直に四つん這いになって
スジンは同じ四つん這いだけど、足でなんとか尻尾を表現しようと
三人が四苦八苦してる中で

チセは立ったままでスジンに

「僕のホネ、知りませんか?」

と言った。

そういう事ちゃう!!
そういう事ちゃうけど
君はおもろい!!
君はときおり、突然おもろい!

しかも[犬=ホネ]という、時代錯誤なイメージ。

その後の英語部でくらっちに報告すると
くらっちは

「ホネどこですか?て。鼻も効いてないがな!色んな意味で犬失格や!」

と大爆笑した。

型にはまらず迷わず進めよ青春!

金哲義