前日までぐずついた空模様で晴れ空が見えず、今日は雲一つない青空が広がり開けた窓から爽やかな風が心地よく吹き抜ける季節、五条は外出中の伏黒に代わり悠(はるか)の面倒を見ていた。
「ぱーぱっ」
「なぁにハル」
「ぱーぱっ!あーむっ」
「これは僕のアイスだよー。キミにはまだ早いの」
ソファに座り出張先で買って家に送ったという750mlのしろくまアイスを銀色のアイススプーンを使ってかき氷を食べるように、しゃくしゃくと音を奏でながらほおばる。
悠は少々不安定ながらも立ち上がり、母親と同じ紺瑠璃の瞳を輝かせお前が食べてるやつをぼくにも一口よこせとおねだりしはじめた。
「ハルにはまだ早いって。だーめ」
「何してんですか…」
「おかえり恵。ねぇ、ハルのおやつ何かない?探しても無かった」
夕飯に使う材料の買い出しに出かけた伏黒が帰宅し、五条は食べかけのアイスを惜しみつつフタをして冷凍庫にしまう。悠を抱っこしおやつの有無を尋ねる。
「あれ。ありませんでした?」
「無いですね。ねーないよねー」
「ハァ…藤村に聞いてみるか…」
上着のポケットから携帯を出し、12歳下の弟がいて何かとアドバイスをもらっている藤村の番号をスライドさせた画面から見つけると電話をかけた。
「悟さんハル見てて下さい」
おっけー任せなさい。と答え抱っこしたままリビングへ戻り、買ったものを片づけながら電話する方へ目をやる。
「もしもし藤村今大丈夫か?ちょっと聞きたいことあんだけど、悠のおやつで何かいいやつあれば教え…メモ?ちょっと待ってろ。」
へぇーメモとるんだとその様子を見ていた五条はたまたま目の前にあったメモ帳とペンを渡した。
「(どうも)あったあった。 ん、いいぞ言っても」
少し音漏れする声に耳を傾けると、牛乳だとか食物アレルギーがあるかどうか絶対してと伝える藤村の声が聴こえた。
「ありがとな。買ってこさせる。 悟さん、これらコンビニでも買えるそうなので調達よろしくお願いします」
電話が終わり、メモした紙を渡す。メモには『アーモンド小魚、牛乳』などと書いてある。
「はい、行ってきます」
「エコバッグは持ちました?」
「はい、持ちました」
「では行ってらっしゃい」
「ぱーぱ、ばいばい」
「爆速で帰ってくるねー」
伏黒に抱っこされ、手を振る悠の頭を撫で、再び買い出しに出かける。すると、乗り込んだエレベーター内でLINEの着信音が鳴った。
「(ん?恵からだ)なになに…『追加です。ベビーリーフとレタスのハーフカット、水菜、ホットケーキミックス買ってきて下さい』うん、何だろ。某おつかい番組かな」
自分一人しかいないエレベーター内で、五条は思わずふはっと吹き出した。恐らくサングラスの下の目はゆるんでるな。と鏡に映った自分の姿を見て思いながら。
「ただいま!買ってきたよん」
「おかえりなさい。早かったですね」
「あと、ハル寝たあとにコレ食べない?」
「いいですね」
カットされたメロン(赤と緑)を出し、冷蔵庫へこっそりと悠に見つからないようにしまった。
*あとがき*
ほんの少し長めに。短くするつもりだったのにッ…!!
しろくまの750mlはプロット書いてたら対決列島の最終対決が降ってきて。ミスターと魔神が食べてるシーンとか浮かんだので入れてみました。アレ、コンビニで売ってる250mlサイズの3倍やん!マジかよ・・・ってなったことある。五なら頭キンキンしないで完食しそう。
ちなみに、私はセブンのみかん氷がお気に入り。上のみかんを一旦全部はがしてフタの上にうつす→その間に氷食う→半解凍になったみかんを戻し、一緒に食らう ということしてます。あとお風呂上がりの楽しみにキープしといたハーゲンのダッツさんのクッキー&クリームを3分の1くらい食べたら、お嬢に強奪された事もあるよ!
それと!お子様のおやつにアーモンド小魚マジでオススメ!のどに魚が刺さる恐れがあるので、小皿にうつして少しづづ。ママさんは目を離さないで!
飲み物は牛乳。上手くいけば浴びるように飲んでくれて、3日くらいで1Lパックが空くぞ。味変は100均でも買えるミルメークやストローの中にチョコのつぶつぶが入ったやつがコスパ良し。フレーバーも色々あるし。
坊&お嬢が飲みきれず余った牛乳の残りを消化する時に私も使ったことある。アレルギーの確認絶対。
おまけ。電話ごしの藤村
『何かいいやつ教え…』
「えっいいよいいよ!全然教える!!今から言う品メモしてくれる?」
『あったあった。 ん、いいぞ言っても』
「コンビニのおつまみコーナーにもあるんだけど、アーモンド小魚ね。小皿にうつして少しづづ食べさすといいよ。飲み物は牛乳。上手くいけば浴びるように飲むぞマジで」
『ありがとな。買ってこさせる』
「どいたま。また何かあったら電話かLINEしてねー。んじゃ」