瑞穂舞奉納

2023年4月16日(日)

15時半頃~

 

舞踊家 浅野瑞穂と

瑞穂舞研究生28名が

御神木の綾杉前

並びに幣殿にて

瑞穂舞を奉納致しますキラキラキラキラ

神亀元年(724)

奈良朝廷の意向を受け創建

14代天皇、仲哀天皇九年(1800年前)に

神功皇后自らが祠を建て

仲哀天皇の神霊を祀ったのが

起源という由緒ある神社です。

香椎宮は宇佐神宮と共に

日本に16社ある勅祭社の一つに数えられ

九州では二社のみです。

勅祭社とは祭礼に際して

天皇により勅使が遣わされる

(これを勅祭という)神社のこと。

7世紀ごろは、朝廷が尊崇する神社は

1番が伊勢神宮、

2番が香椎宮、

3番が宇佐神宮、

という順序だったのだそうです。

綾杉

 

ちはやふる 香椎の宮の綾杉は
 神の禊に たてるなりけり
(新古今和歌集巻第十九 神祇歌)

 

「綾杉」は

神功皇后が三韓より御帰還され

剣・鉾・杖の三種の宝を埋め、

そこに鎧の袖に挿していた杉枝を

「永遠に本朝を鎮護すべし」と

祈りを込め埋められたものです。

葉が綾の様に交互に生えているから

綾杉といわれ、

国家鎮護の象徴として古来より

その杉葉を宮中に献上しています。

瑞穂舞でも「綾」の形魂が用いられ

「綾をなす」や「綾を組む」と

表現されます。

とても美しい、

瑞穂舞では基本的な形魂ですキラキラ

奉納の件は昨年の秋頃には

決まっていました。

2022年10月15日の秋季大祭で

瑞穂さんが舞われましたが

この度、

研究生も奉納させていただく

運びとなり、

畏れ多くも大変に有り難く思います。

 

私が入所する前より瑞穂舞研究生は

伊勢神宮や出雲大社などで

奉納しておりますが、

わたくし的には

まず、「香椎宮で舞う」

という考えにも及ばないくらい敷居の高い

神社さんだと思っておりました。

ですから、予想もしていなかった

展開であります。

私は香椎で産まれまして

本名には「香」の字が含まれております。

それは以前から意識していたのですが

少し前、友人から

「香椎で産まれたみたいな名前だね」と

指摘され、はじめて

名前全体がそうだと気が付きました。

まさに「香椎で産まれた人」みたいな名前なのです

 

香椎で産まれたからこの漢字にしたのか

両親に確認しましたら

覚えていないそうです笑

今回このようなありがたい機会に

恵まれましたこと

感謝申し上げます。

 

演目

 

(綾杉前にて)

儀式の舞
古代の舞
女神の祈り
天女曼荼羅
日出づる
永遠の舞


(幣殿にて)
慈しみ

 

※雨天決行(雨天の場合は全て幣殿)

ご観覧は無料です

 

先日の現代神楽「玉垂」の公演会場で

瑞穂舞香椎宮奉納のチラシを

置いてくださったと

聞いております。

お心遣いをいただきまして

誠にありがとうございましたキラキラキラキラ

 

 

『玉垂』の

作曲・構成を担当されました

作曲家 藤枝守様が

香椎宮奉納の演目にある

天女曼荼羅の

作曲もされています。

とても素晴らしい曲ですので

そちらのほうもお楽しみいただければと

思います。