諏訪信仰発祥の地

すわたいしゃ かみしゃ まえみや

住所:長野県茅野市宮川2030

諏訪大社上社・前宮は、諏訪大社の中でも最初にできた神社といわれています。

 

修復措置された木を何気に撮っていたのですが、後方に見える民家のような建物が社務所のようです。

鳥居右奥の工事されている建物は「内御玉殿」です。

こちらには諏訪明神の祖霊が宿ると言われる御神宝が安置されています。

素通りしてしまいましたが、左奥の建物が「十間廊(じっけんろう)」です。

古くは「神原廊(ごうはらろう)」と呼ばれ、中世まで諏訪祭政の行われた政庁の場で、すべての貢ぎ物はこの廊上で大祝(おおほうり)(諏訪明神の依り代として諏訪社の頂点にあった役職)の実見(じつみ)(きょう)されました(差し出された)。

 

✱狛犬(二の鳥居手前)✱

 

✱二の鳥居✱

これより参拝させていただきますペコリ

御室社(みむろしゃ)

ケヤキの傍らにポツンと佇んでいる祠に目が行きました。

こちらは簡単にいうと、冬ごもりをした遺跡地です。

中世までは諏訪郡内の諸郷の奉仕によって半地下式の土室(つちむろ)が造られ、現人神(あらひとがみ)の大祝や神長官以下の神官が参篭(さんろう)し、蛇形の御体と称する大小のミシャグジ神とともに「穴巣始」といって、冬ごもりをした遺跡地である。旧暦12月22日に「御室入り」をして、翌年3月中旬寅日に御室が撤去されるまで、土室の中で神秘な祭祀が続行されたといいます。諏訪信仰の中では特殊神事として重要視されていたが、中世以降は惜しくも廃絶しました。

拝所が見えてきました。

 

✱拝所✱

お参りできるのはこちらです。諏訪大社は本殿のない神社なのですが、こちらだけ唯一拝所の奥に本殿があります。

現在の社殿は昭和7年、伊勢神宮の御用材を以て建てられました。

蟇股の二重丸のようなマークが気になりました。

こちらも神紋は本宮と同じ『諏訪梶の葉』

 

◆御祭神

八坂刀売神(やさかとめのかみ)

 

建御名方神のお妃とされる女神様です。

御祭神はミシャグジ神(木や石に降り着く精霊・霊魂で、人にもつく)とする説もあります。一説では大祝をミシャグジ神としたのでは?ということでした。

✱御神陵(お墓)✱

言い伝えでは、玉垣に囲まれた部分が御祭神である八坂刀売命の御神陵だそうです。

こちらには説明書きはなかったと思いますが、木の雰囲気に惹かれて画像を撮っていました。

水眼(すいが)

前宮の神域を流れる御手洗川です。昔から御神水として大切にされました。

上の方に「二之御柱」が写っています。

せせらぎが心地よかったですキラキラ

良かったら動画もどうぞ(5秒)

私は諏訪大社参拝時は知らなかったのですが

昔からニュース等で拝見したことのある、大木に何十人もまたがって坂道をスライディングするお祭が、諏訪大社の御柱祭だったとは!無知すぎてお恥ずかしい💦

☝こちらは前宮の『諏訪大社御柱祭 山出し・木落し』です。

 

7年毎の寅と申の年、『諏訪大社御柱祭』では山の中から樹齢150年を優に超えるモミの大木が16本選ばれ御柱となり、 里に曳き出され、諏訪大社の社殿の四隅に建てられます。 宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼び、 諏訪地方の6市町村の氏子たちがこぞって参加して行われます。正式名称は『式年造営御柱大祭』です。

 

テレビでよく拝見するお祭り以外にも13の祭事があるのですね。

この一連の行事の事を「御柱祭」と呼ぶようです。

※以下、本宮・前宮の場合

●仮見立て(国有林などで御柱を仮に見立てる祭事)祭前々年の秋頃
●本見立て(正式に御柱用材に決める祭事)祭前年の初夏頃
●宝殿の建替(宝殿式年造営。御柱祭に合わせて建て替えられる)
●御柱抽籤式(本宮・前宮の計8本を授かる地区を決める祭事)2月頃
●火入れ式(伐採する際に使用される道具を清める)3月頃
●御小屋明神社祭(御柱の伐採と安全を奉告祈願する)火入れ式の翌日3月頃
●伐採式(御柱の伐採をする)3月頃

◎山出し・木落し・川越し(出発地「綱置場」から御柱屋敷へ御柱を曳く祭)4月の連続3日間
●注連掛祭(山出しの終わった御柱を里曳きまで休ませる場所への到着を神前に奉告する祭事)山出しの翌日
●御柱休め(古御柱祭といい、神の宿った古い御柱を横たえる)4月中旬
◎里曳き「建御柱」(御柱屋敷から本宮・前宮まで御柱を曳行する。御柱を各神社の境内に建てる)5月の連続3日間

●御柱固め(根固め祭ともいい、曳き建てた御柱が6年の間に傾いたり倒れないように祈願する神事)里曳き最終日の翌日
●宝殿遷座祭(宝殿の建て替えを行い、御霊代をお遷しする神事)建御柱が終わった後6月中頃
●御柱大祭終了奉告祭(「式年造営御柱大祭」のすべてが終わったことを神前に奉告する)宝殿遷座祭の翌日など
●御柱休めの儀(古御柱を普通の木に戻す)御柱大祭終了奉告祭後、6月下旬頃

前宮の境内は癒されますイエローハーツ

 

境内に介抱レベルで抱き合いながら歩いているカップルがいました。

私は見て見ぬフリというか、喉元まで出かかっていたけど黙っていました。

「凄いですねあの二人、コロナなのに」と大伴氏。

淡々と言うので面白かったです。

前宮水眼広場にオブジェとして置かれていたでっかいカボチャハロウィン

 

✱御朱印✱

御朱印は社務所でいただけるようです。御朱印のことはすっかり忘れていましたが

どちらにしろ、閉まっていたと思われます。(9時~16時半)

本宮でいただいたパンフレットに載っていましたので、こちらで充分。

 

今日の夕陽。

最近は空がとても綺麗です。

昨日は月一の瑞穂舞のお稽古だったのだけど、みんな空を眺めていました。

 

昨日も長丁場で、今日は筋肉痛です。

普段、鬼の筋トレをしているけど、舞で使う筋肉は違うんですね。

 

昨日は先生の『永遠の舞』を久しぶりに拝見でき、泣きそうになりました。

心と体を込めて舞われているのが伝わるし、羽衣を使われるので更に美しく、祓われた気分ですキラキラ

今後は567対策で公に奉納ということは無いかもしれませんが、機会があれば

『瑞穂舞』ご観覧いただきたいです。

 

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