高山の末(たかやまのすえ) 低山の末(ひきやまのすえ)より

(こうして祓い清められた全ての罪は)高い山・低い山の頂から)

佐久那太理(さくなだりに)に落ち多岐(たぎ)

(勢いよく流れ落ちて渓流となっている)

速川の瀬に()瀬織津比売(せおりつひめ)()ふ神

(急流にいらっしゃる瀬織津比売と呼ばれる女神が)

大海原に持ち()でなむ

(大海原に持ち去ってくださるだろう)

 

大祓祝詞にも登場する祓戸大神のうちの一柱

瀬織津比咩命を主祭神とする速川神社へ行ってきました。

祓戸四神を祀る

はやかわじんじゃ

住所:宮崎県西都市大字南方183−2

こちらは昨年の3月に誘われたのですが、

あまりにも遠く断念した神社さんです。

往復だけでも8時間以上はかかるので。

でも、いつか必ず伺いたいと思っており

今回は意を決して行ってまいりました。

朝3時起床の4時40分出発です。

苦手な高速道路も時間短縮のため使うことにしました。

由布岳付近の霧と別府湾からの横風が懸念されましたが

この日は何故か霧はなく、別府湾も無風?と思うくらい。

朝早いのもあるけど、自宅近くのICから7区間は貸し切り状態でもあり

ノンストレスでした。

直感で「無事なように友人が祈ってくれている」と感じました。

合流して確認すると、やはりそうでした。感謝ですキラキラ

✱一の鳥居✱

「ひむか神話街道(国道219号線)」沿いに鎮座しています。

一社目のこちらで9時10分頃より参拝スタートですペコリ

一ツ瀬川に架かる、あの橋を渡ります

 

どちらが上流なのかわからない不思議な川でした。右側が上流です。

この日は水量が多いらしく、友人が「持ってるね!」と言っていました。

これも歓迎だと受け取ります。

トランペットのような黄色い大きな花が咲いてたんだけど

調べたら「エンジェルトランペット」というらしい。なるほどなネーミングひらめき電球

こちらの鳥居から氣が変わるらしいです。

 

自然に囲まれた気持ちの良い参道。

 

鹿さんに遭遇することも多いのだとか。

 

 

 

社殿が見えてきました。

ゆっくり自然を堪能しながら歩いたせいか、一の鳥居から約20分かかっています。

 

瀬織津姫様~やっと来られましたよ~!

✱手水舎✱

境内に水の流れる音が響いて本当に気持ちが良い場所です。

✱御神水✱

拝殿内で御祈祷が行われていたので先に裏の滝へ行きました。

この辺りには男滝・女滝・蛇滝等と称する滝が7滝あると語り継がれ、

その内の蛇滝がこちらのようです。

 

社務所で卵2個&ローソク2本setを100円でいただき、滝に御供えします。

龍神様の神社では卵をお供えしますね。

こちらでは瀬織津比咩命のご眷属が蛇体であることから、卵をお供えるする習わしが

生まれたとのこと。

蝋燭は闇を照らす智慧の光であり、顔を照らす意味があるようです。

友人は滝の前にかがみ、長いこと神様とお話してました。

✱社殿✱

速川の瀬の左岸に祭祀されている神社です。

創建不詳。

天照大御神(あまてらすおほみかみ)の命を受け新しい土地を求めて南下された天孫、邇邇芸命(ににぎのみこと)は、

お供の1人である瀬織津姫を速川の瀬で急流に足を取られ亡くされました。

邇邇芸命は深く悲しまれこの地に小さな祠を建立して、

御霊を慰めたことに始まるという伝説が残されています。

◆御祭神

瀬織津比咩命(せおりつひめのみこと)

速開津比咩命(はやあきつひめのみこと)

気吹戸主命(いぶきどぬしのみこと)

速佐須良比咩命(はやさすらひめのみこと)

 

拝殿に上がらせていただき、卵、蝋燭をお供えし大祓祝詞を奏上しました。

しかし、途中何度も飛んでしまってなかなか先へすすまない。

友人が大祓祝詞が書いてある紙を置いてくれていたので見ようとしたけど

遠くて見えない!!w

毎日復習しているのに、なぜ飛んじゃうの~

 

友人曰く、こちらで大祓祝詞を唱えると、なぜか飛ぶんだそうです。

瀬織津姫様に遊ばれているのかな?笑

 

 

瀬織津姫命御姿像

何とも言えない不思議な像でした。

✱御朱印✱

社務所でいただけます。

宮司様はご祈祷中でしたので書置きをいただきました。

 

 

秘境感と御神氣を感じる神社さんでした。

 

橋を渡るときに一ツ瀬川を覗くと沢山のオタマジャクシがいたのだけど

川にいるのって普通なのでしょうか?

その数が半端なくて、何かの現象かと思うくらい。

川全部オタマジャクシw

無事に成長するのはどれくらいなのでしょう。

 

このあと祓戸大神を祀る他の神社へ向かいます。

つづく。

 

 

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