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豊前國一之宮
ささむたじんじゃ
住所:大分県大分市寒田1644
専用駐車場あります
✱萬年橋✱ 県指定文化財
渡ります
萬年橋の左側にフラットな橋もありますよ。
そのフラットな橋の近くに御神木である藤の木があります。
✱御神木(藤)✱
樹齢450年以上と言われている大分市の名木です。
橋を渡るとすぐに鳥居が見えてきます。
✱神楽殿✱
社殿前参道の両脇に回廊がありました。社殿とは繋がっていません。
社殿前から参道を振り返ったところ
✱狛犬✱
上を向いています
✱拝殿✱
創始は応神天皇9年(西暦278年)4月 武内宿禰公勅命を奉じて
西寒多山(現本宮山)上に宮殿を建立し後に
大友親世公(豊後国大友氏の10代当主)が応永15年(西暦1408年)3月に
社殿を在地に遷し今日に至る。
◆御祭神
西寒多大神
∟ 月読尊(心の神、精神安定の神)
∟ 天照大御神
∟ 天忍穂耳命
相殿
応神天皇
神功皇后
武内宿禰
殿内所在諸神
伊弉諾大神・伊弉冉大神(縁結びの神)
大直日大神・神直日大神(厄除、交通安全の神)
天思兼大神(知恵の神、学業の神)
大歳大神・倉稲魂大神(農業、食物の神)
軻遇突智大神(火の神、荒神様)
天兒屋根命(祭祀の神、国土鎮護の神)
経津主神(必勝、合格の神)
✱本殿✱
✱神庫✱ 市指定有形文化財
校倉造りを特徴とした入母屋造り桟瓦葺き、高床式の建物です。
✱鬼の歯形岩✱
鬼が残念がって歯で噛み投げたといわれる石
✱天神社(左)・大分社✱
✱合併社✱
御星社、保食社、龍王社、貴船社、歳神社、愛宕社、高尾社、金刀比羅社、天満社、竹内社、九一郎社
旧神宮入口門扉からの参道と参道両脇の繰生社。
門神様として祀られているようです。
他にも厳島神社、観音堂、遥拝所などありカメラに収めましたが
HPにも載っていますので省略します。
HPに載っていなかった趣のある小さなお社も沢山ありました。
社殿左手
旧神宮入口門扉からの参道近くの宝篋印塔
先ほどの宝篋印塔の近く
社務所で御朱印を書いていただいている間、丘の上にある伊勢社へ行きました。
山道から臨む本殿。
登り始めたくらいから御祈祷がはじまりましたので、
祝詞を聴きながら向かいました。
✱伊勢社✱
お社の前にミニチュアの神楽鈴が置いてあったので、
自分の体の周りを祓いました。
適当にやったんだけど気持ち良かったです。
伊勢社から下る時、登って来た道ではなく、なんとなく逆の方へ
行った方がいい気がしたので、お社の裏のほうから下りました。
こういう時は自分の感覚を信じます。
社務所で神職の方に「伊勢社にもお参りしてきました」と伝えると
行きと帰りは違うルートが良いと仰っていました
✱御朱印✱
社務所でいただけます。
この時、1万円札しかなくてお釣りをいただこうとしたのですが
神職の方が「1万円しかないと!?もういい、いらん、いらん」
と仰ってお金を受け取っていただけませんでした ユニークで気のいい神職さんです。
他の神職の方に「お釣りください」と言い、無事にお支払いできました。
西寒多神社には奥宮があり、
本宮山の頂上に鎮座しているということで行くことにしました。
神職さんに、私でも行けるかどうかお尋ねしたころ
離合する場所が殆ど無いので、軽の4WDがベストだけど
普通車でも大丈夫でしょうとのことでした。
西寒多神社 奥宮
ほんぐうじんじゃ
住所:大分県大分市上判田 本宮神社
GoogleMAPで距離を測ると、西寒多神社から奥宮までは7.8㌔の道のりです。
途中、小さなお社などを見掛けては「よろしくお願いします」と
会釈して進みました。
奥宮までの道のりは、今まで行った山奥の神社の中で一番厳しかったです!
高千穂の秋元神社、二上神社、天草の龍ヶ岳が可愛く思えました。
道が狭く路肩は崩れたところも多く、~10㌢くらいの石ころが沢山転がっています。避けることは不可能なので、その上を走らないといけません。
また、最後の方は急斜面なうえ、道がドロドロでタイヤが滑って進まないところが
2ヶ所ありました。
この記事を書きながら見つけたのですが
「ここ迄の道の状態は今世紀の日本離れしており、事故したら
来るのはJAFでなく自衛隊かもしれない」とのことです。
ホント、そんな感じでした
こういう山奥の神社へ一人で向かう時、一瞬、我に返ったようになり
頭をよぎります。
「わたしは一体何をやっているのだろう?」と笑
なにがそうさせるのかわかりませんが
Uターンする場所もないので行くしかありません。
「神様~」と半べそでお願いしながら、
なんとか駐車場に辿り着くことが出来ました。
駐車場から奥宮までは歩きです。
距離にして300㍍くらいだったでしょうか。
奥宮の鳥居が見えて来ました。
✱鳥居✱
本宮社とあります
✱二つ目の鳥居✱
社殿近くまで車で行けないこともないですが、やはり軽の四輪駆動車で行くのが
おススメです。
石碑とか
✱狛犬✱
✱社殿✱
お神酒をあげ、無事に来られたことのお礼を申し上げ
祝詞を奏上しました。
「おお、ようきた」と仰ったかどうかは不明ですが、女性一人で行く人も
いないと思うので、珍しがられたかもしれません。
◆御祭神
天照大御神
伊弉諾尊
伊弉冉尊
✱本殿✱
こんな山奥でも木に名札を付けてくださっています。
奥宮近くに鎮座しているという、磐座にも会いに行ってきました
頭の尖った宇宙人みたいな磐座
石嶺殿ともいうそうです。
画像は撮れていないのだけど、
光が指すとより一層神秘的な感じがしました。
✱本宮山展望台✱
本宮山の頂上にも足を延ばしました。
おじ様が一名いらっしゃり、三脚にカメラを設置し
ビデオレターか自撮りをしていました。
展望台からの眺め。
大分市と別府湾、更にその先に国東半島が見えています。
この記事を書くとき、奥宮の参道と磐座の清掃を週に一度、
5年の間欠かすことなく続けていた方の存在を知りました。
夜中に起きて西寒多神社までの6km、丑三つ時の本宮山に入り6kmの登拝
奥宮の清掃を3~4時間行い、そしてまた12kmの道のりをゴミ拾いをしながら
帰るという行為。
それ以外の日も毎朝、仕事前に自宅周辺をゴミ拾いをしながら
15kmも歩いていたそうです。
2012年4月からはじめ、
2016年末には通算距離が地球半周分の2万kmに達したそう。
(2017年2月3日 大分合同新聞掲載より)
その方のブログを見付けまして、とても興味深い内容があったので
シェアさせていただきますね。
ゴミの多い所は、何人もの人間、動物たちが命を落とす場所でもあります。
自分が把握しているだけで6人、動物にいたっては数知れず。
当然、そこには人が寄り付かなくなり、更にゴミの捨て場となることで
強い負の「氣」を発します。
自分はそこのゴミを毎日拾うわけでして、
「憑かれるのではないか」と皆さんが心配してくれていました。
その点については、恐らく西寒多の神が守護してくれているものだと。
(中略)
自分は、神道は宗教だとは思っておらず、
日本人としてのマニュアルのようなもの。
引用終わり
この方の文章を読ませていただき、自分の感覚は間違っていなかったと思いました。
なぜ、これほどまでに神社に惹かれるのか。
日本人の魂の中に刷り込まれているのかもしれません。ちなみに我が家は仏教です。
私が神社巡りをはじめる少し前、私が見ていない隙に(実際は視界に入っていた)
タバコの吸い殻を側溝に捨てる行為をした人とお別れしました。
しかもあろうことか、それを宇佐神宮と大尾神社の間の溝でやったんです。
もう無理!と思いました。仏の顔もなんとやらです。
以前、何度か注意したことがあったのですが治りませんでした。携帯灰皿を贈ったのにです。
1年以上目撃してはいないけど、
ゴミ(タバコの吸い殻も含む)をポイ捨てする人を見掛けると
胸がギューっと締め付けられるように苦しくなります。
先日は雷神社へ2回目お参りに伺った時、駐車場の端に
フィルターに真っ赤なリップがベッタリ付いた吸い殻が
沢山落ちているのを見つけました。
拾って帰りましたが、どうにも腑に落ちない気分になりました。
神頼みはするけど、ゴミのポイ捨てもするということはあってほしくありません。
神社へお参りに来た人による行為ではないことを祈ります。
私が今、一緒に神社巡りをさせていただいている九州の仲間は
ゴミが落ちているのを見掛けたら黙って拾っています。
あまりにもさり気なさ過ぎて惚れてまう笑
神社でお神酒をあげた後も、容器は必ず持って帰ります。
ワンカップ等のお酒の容器がそのままにしてあるのをよく見かけますが、
誰が片づけるのでしょう?
時々、割れて散乱していることもあるので拾って帰りますが
正直素手で扱いたくないですね、割れていますし。でも仕方がありません。
神職さんやお世話をする氏子さんがいらっしゃらないような神社で
何かお供え物をするときは、持って帰った方がよろしいかと思います。
よろしくお願い致します。
長々と書いてしまいましたが、
西寒多神社奥宮(本宮神社)は車ではなくて、
歩いて行かれる方が多いようです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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