My Family Diary -1272ページ目

新たな旅立ち

約一カ月半に渡る長男の転職騒動が終わり、明日息子は新しい職場で第一歩を踏み出します。


これまで10年近く育てていただいたメガバンクでの知識をもとに心機一転頑張ることでしょう。


今回の騒動は主人も私も相談を受けた時にアドバイスするだけで決して強要せず、傍で見守っていただけでした。


全て本人が自分で段取りを決め自分の意思で行動しました。


この経験は彼にとってまた一つの確固たる自信になった事でしょう。



中学受験の頃私は長男を完全にコントロールし、独りでは何もできない子にしてしまいました。


私自身は自分の中で勝手に『今まで手取り足取りやり過ぎたから中学生になったら自主性を重んじてあげよう』と思っていたのです。


ところが長男はもはや独りでは何をどう勉強していいかわからない。


友達から電話がかかってきた後私に「ママ今日遊びに行ってもいい?」と聞いた時

私は頭をガーン爆弾と殴られたような衝撃を覚えました。


それまでこの子にどんな酷いことをしてきたかを思い知らされたのです。ガーン


「もう中学生になったのだから色々なことを自分で決めていいのよ。わからない事はきいてね。」

と言うのが精いっぱいでした。


それでもドイツで一緒に2年間リハビリ期間ともいえるような日々を過ごした後、

彼だけ先に東京に戻り、子弟寮にお世話になり私立中学に復学したため、

上手く親離れ子離れして自立することが出来たのです。



当時の私が招いた取り返しのつかないような結果の埋め合わせの日々から考えると、


今回の長男の取った行動は


“護るべき家族を大事にし、自分の仕事に対する考え方にも正直に、正しい選択をした“


と沢山の拍手を送ってあげたいベルと思うのです。