2024年セリーグ順位予想 - 日刊スポーツ

今年のプロ野球は開幕直後中日がスタートダッシュに成功し、立浪采配を評価する声と「春の椿事」と揶揄する声があった

一方、解説者の多くは昨年日本一の阪神が連覇するという予想が多く、戦力が充実していることなどが理由にしている

 

中日の好調は4/17を最後に終わり、春の椿事どころか春いっぱい持続しなかった。6連敗で3位に落ちると負けが先行して1か月後の5/18には最下位に沈んでしまう。そこで阪神・巨人・広島が調子を上げたことから、中日はDeNAとの3位争いを繰り広げていた。昨年の日本一により「アレンパ」を掲げていた阪神は、4月後半から5月中盤まで首位をキープし、そこから巨人と熾烈な首位争いを始める

 

このころ広島はオープン戦で好調だった末包がケガにより戦線離脱し、大砲として獲得したシャイナーが開幕早々の剥離骨折で長打力不足に陥ってしまう。レイノルズは契約解除による退団と弱体化が心配されたところで、嫌な空気を一変したのが小園・坂倉・矢野の存在。小園・坂倉・堂林など4番を変えつつ試合に勝ってきた

 

オールスター明けは2敗しかしていないことが、阪神・巨人を突き放す要因になった。昨年オフに戦力補強をしておらず、主力選手が離脱していったうえで、マジック点灯目前という新井采配は高評価できる